鈴木亮平主演、新・日曜劇場『下剋上球児』に黒木華、井川遥、小日向文世の出演決定
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鈴木亮平が主演する新・日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)の追加キャストが発表された。鈴木演じる主人公・南雲脩司(なぐも・しゅうじ)に大きく関わる人物役で黒木華、井川遥、小日向文世が出演する。
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本作は高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘著)にインスピレーションを受け企画され、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションとなる。
鈴木との共演は日曜劇場『天皇の料理番』(2015年/TBS)やNHK大河ドラマ『西郷どん』(2018年)をはじめ今作が4度目となる黒木が演じるのは、三重県立越山(えつざん)高校に勤める南雲の同僚教師・山住香南子(やまずみ・かなこ)。
家庭科教諭の山住は幼い頃に野球に魅せられ、以降、口を開けば野球の話、同級生からは「野球バカ」と揶揄されるほどの大の野球好き。選手の情報をストーカー並みに調べ上げるデータ気質の持ち主だ。大学卒業後は横浜の強豪私立高校で教師として働き、野球部に深く関わりたいという気持ちはあるものの、女性であるという理由でなかなか深く踏み込めず、選手寮で食事の栄養バランスに関してアドバイスをしたり、持ち前のデータ分析力や交渉力を評価され選手スカウトや部員たちの悩み相談も積極的に引き受けるなど充実した日々を送っていたが、とあることがきっかけで辞職してしまう。そんなとき、小日向文世演じる犬塚から誘われ三重の越山高校に赴任、南雲と共に野球部の顧問を担当することに。
得意のデータ分析や、熱心なスカウトで廃部寸前の弱小野球部を再建するために奮闘していく山住と、南雲、そして球児たちとの関係性も今作の見どころである。
井川の日曜劇場への出演は『半沢直樹』(2020年/TBS)以来。今作で演じるのは姉さん女房として南雲を支える妻の南雲美香(なぐも・みか)。東京のアート系企業で働き、シングルマザーとして一人息子の青空と生活していたときに、当時、大学に再入学し教師を目指していた南雲に出会い一目惚れ。南雲と交際する中、親が倒れ、地元・三重に戻ることを決め、それをきっかけに南雲と再婚し、長女・なぎさを授かる。
明るくしっかり者で、野球部の顧問になることを迷う南雲の背中を押す存在である。妻として、一人の女性として、家庭と仕事で葛藤する美香が南雲と共に自分たちなりの家族の形を模索していく。さまざまな愛を描く本作の中で、もう一つの物語にも注目したい。
小日向は現在放送中の日曜劇場『VIVANT』でも誤送金問題に大きく関わる重要人物を好演中で、2クール連続での日曜劇場出演となる。これまでも多くの映画やドラマに出演してきた小日向だが、主演の鈴木とは意外にも今作が初共演となる。そんな小日向が演じるのは、地元の産業を支える名家であり先祖代々の大地主・犬塚樹生(いぬづか・みきお)。
周囲からはボンクラと見られ、家族からは見放されているが、本人はあまりへこんでいない様子。初孫の翔が生まれてからは娘夫婦に嫌がられるほど愛情を注ぎ、野球少年で「メジャーに行きたい」という翔のために出資は惜しまず、越山高校に入学した翔の入学祝いとして勝手にグラウンドを建設したり、対戦相手を勝手に決めたり、顧問の南雲や山住に無理難題をふっかけるなど周囲を振り回す人物だ。これまでも数多くの作品でさまざまな役を好演し、物語を彩ってきた小日向が今回はどのように演じるのか?
黒木は「元気でフレッシュで、とても素敵な方ばかりなので、球児たちのキャラクターはもちろん、チームや家族がそれぞれ成長していく姿も含め楽しんで見ていただけたらうれしいです。皆さんに前向きな熱いパワーを届けられる作品になるよう私も頑張ります」とコメント。
井川は「スポーツがテーマの作品は初めてです。球児を演じるキャストのメンバーに会って熱い想いや、若さのエネルギーをひしひしと感じました。ひとりひとりにドラマがあって、勇気を与えてくれる作品になるんじゃないかなと思っています」と語る。
小日向は「僕にとっては記念すべきおじいちゃん役ということで気合が入っています。今回、鈴木さんとは初めての共演で、井川さんとは本当に十何年ぶりで、華ちゃんともまたこうして共演できて、球児たちも含めて初めての方もたくさんいるし、久しぶりに共演できる方もいたり、そういった色んな方とご一緒できるのがすごく楽しみです」と期待を寄せている。
日曜劇場『下剋上球児』は、TBS系にて10月より毎週日曜21時放送。
黒木、井川、小日向のコメント全文は以下の通り。