乃木坂46、神宮ライブ4日間終えツアー完走 キャプテン梅澤美波が涙「先輩たちの後を受け継げたと証明できた」
本編終盤では、シングル表題曲の「ごめんね Fingers crossed」「Actually...」などに続き、5期生から3期生がそれぞれの期別曲「バンドエイド剥がすような別れ方」「I see...」「僕が手を叩く方へ」を次々とパフォーマンス。MCでは、33rdシングル収録の「おひとりさま天国」で自身初の表題曲センターを託され、このツアーをけん引してきた5期生の井上が思いを述べた。
ステージの中心に立った井上は「楽しかったっていうことよりも、安心感の方が強いです。ここまでこれたぞって、ここまで頑張れたぞっていう思いの方が強いです」と吐露。昨年、仕事の姿勢や人との接し方を尊敬する「ある先輩」から「私は身近な人に尊敬してもらえるようなことが目標」「(井上)和ちゃんにもそんな人になってほしい」と書かれた手紙をもらったと明かした。
スピーチは続き、周囲の頑張りを認めながらも、ツアーでは「できないことも多くて、素直になれなかったり、メンバーとかスタッフさんにたくさん迷惑かけたなと思うんですけど…」と涙を溜めながら回想。「頑張れー!」という声援が飛び交う客席を前に「自分に対して甘く評価しても、あんまり、尊敬している人にはなれてなかったなって思ってるんですけど…。私も、もっともっと誰かの期待に応えられるような人になりたいし、もっともっと希望を与えられるような人になりたいなって思います。そして、この乃木坂46が誰かの頑張る理由になれるように、頑張ります」と力強く決意した。
本編最後に歌い上げた「おひとりさま天国」では、メンバーが軽やかに躍動。パフォーマンスの中心を担った井上は堂々とした表情を見せ、曲の終盤ではステージ上空に盛大な460発の花火が舞った。
何度も繰り返される観客の「乃木坂!」「46!」コールを受けて、アンコールへ。「夏のFree&Easy」に続く「ダンケシェーン」のラストで山下が「やっぱ乃木坂だな!」と決めゼリフを叫ぶと観客も「だな!」と声を張り上げ、「僕だけの光」までの3曲で会場が一体感を強めた。
MCでは、ステージの中心に立った山下がグループを代表してスピーチ。「人は夢を二度見る」の披露後は、五百城、松尾が観客の声援を受けながらツアーを振り返った。
夏を締めくくる公演は、客席が“紫”の光に染まる中で披露した「乃木坂の詩」で終幕。ツアーを走り切った梅澤が「怖さも不安もあったけど、確実に私たちの成長につながっていました。今、先輩たちの後をしっかり受け継げたと、証明できたと思います。私たちが、乃木坂46です!」と涙声で叫ぶと、観客は盛大な拍手で称えた。
最後は「未来も全部まとめて愛して、みんなで前へ進んでいきます。これからも私たちを信じて付いてきてくださるとうれしいです。この夏、たくさんの愛を届けてくださり、ありがとうございました。最高のツアーでした!」と観客に力強いメッセージを届け、涙を浮かべるメンバーと共に繰り返し感謝を伝えてステージをあとにした。