稲垣吾郎、主演舞台『多重露光』チラシビジュアル、世界観がにじみ出すティザー映像解禁
10月に上演される稲垣吾郎主演舞台『多重露光(たじゅうろこう)』より、チラシビジュアルと、舞台の世界観がにじみ出すティザー映像が解禁された。
【動画】舞台の世界観が伝わる、稲垣吾郎主演舞台『多重露光』ティザー映像
本作は、モガ・モボプロデュース作品4作目。劇作家・横山拓也が書き下ろし、演出は読売演劇大賞演出家賞を受賞の眞鍋卓嗣が務める。
山田純九郎(稲垣吾郎)は、写真館の2代目店主。戦場カメラマンだった父(相島一之)には会ったことがなく、町の写真館の店主として人気のあった母(石橋けい)からは理不尽な期待を背負わされる。写真館で育ち、写真に囲まれた彼の人生は、常に写真に苦しめられてきた人生でもあった。
そんな純九郎の店で毎年、愛にあふれた家族写真を撮る裕福な同級生の一家があった。45歳になった彼の元に、その憧れの一家の“お嬢様”であった麗華(真飛聖)が訪ねてくる。かつて強く求めた家族の愛情に、触れられそうな予感をもつ純九郎。
親の威光、無関心、理不尽な期待、そして、隠し持った家族写真…それらが多重露光の写真のように純九郎の頭の中に常にあって、幸せという未来の焦点がなかなか合わない。幼なじみ(竹井亮介)や、取引先の中学校教員(橋爪未萠里)が何かと気にかけてくれるが、彼に欠落した愛情が埋まることはなかった。果たして純九郎は、自分の求める愛を、人生の中に収めることができるのか。
このたび、本作のチラシビジュアルが完成。「多重露光」とは、1コマの中に複数の画像を重ね写し込むこと。その意味のように、愛おしさ、憧れ、狂おしさ、恨み…カメラを持つ稲垣の表情にさまざまな思いが重なって見えてくる。本舞台は、稲垣はじめ出演者たちの感情が重なり合う作品に。
ティザー映像では、「自分の求める愛を、人生の中に収めることができるだろうか」という問いかけも。本作品の世界観がじわっと心に伝わってくるような仕上がりとなっている。
舞台『多重露光』は、東京・日本青年館ホールにて10月6~22日上演。