アニメ『葬送のフリーレン』連続2クール放送決定! 初回SPはmilet×Evan Callによる特別EDテーマに
■milet
――「bliss」の楽曲を聴いたときの印象はいかがでしたか?
音や空気感から波のようなうねりと躍動感に感動しました。生きる喜びだけでなく、それに伴う痛みや苦しみまで包容されている音でした。そして曲が終わったときに漂う残り香が、物語の続きへと静かに誘ってくれるようで優しさに救いを感じました。
――「bliss」のレコーディングに臨んだ際に考えたこと、歌った際のお気持ちを教えてください。
この曲の歌詞は、人と人、人と自然の間にある目には見えない繋がりを思いながら書きました。歌いながらも、私の中にある形のない愛や闇に体を沈めるように集中していました。起伏のあるメロディとオーケストレーションの音の波に乗りながら、私もフリーレンたちが生きる場所にトリップして伸び伸び歌っている気持ちになりました。
――「bliss」、そして「Anytime Anywhere」でのEvan Callさんとのやりとりで印象的なことはありましたか?
緻密に考えられたオーケストレーションやアレンジでしたが、歌に関してはとても自由な表現を求めてくださいました。私の思い付きのコーラスやデモとは違う譜割や歌のアレンジ、Evanさんの提案する想像外のコード進行など、お互いがその意図を理解し合い曲作りができたことが幸せでした。Evanさんとmiletだから作ることのできた「bliss」と「AnytimeAnywhere」になったと強く思います。
――『葬送のフリーレン』アニメを、両曲のオンエアを楽しみにしているファン・視聴者にメッセージをお願いいたします。
『葬送のフリーレン』の世界に惹かれ吸い込まれていって、フリーレンたちが生きる世界で歌を歌っていたような感覚が心に残っています。誰もが主人公であり、その人だけの物語がある。その物語に音を重ねました。この作品と出会えて、あたたかく大切な曲ができました。愛をこめて歌った「bliss」と「Anytime Anywhere」を、アニメ本編とともに楽しんでいただけたら幸いです。
■Evan Call
――「bliss」を作曲するにあたってどんなことを考え、どんな思いを込めて制作されましたか?
フリーレンで作った劇伴の世界観に合わせつつ、miletさんの素敵な歌声に合う曲を作るのが最初に考えていたことです。もちろんフリーレンの物語に染まったような曲にしたいと思っていましたが、何よりmiletさんが気持ちよく歌い上げる曲にしたいと思って作りました。寂しさもあり、壮大さもあり、この作品ならではの曲にしないといけないと考えていました。
――miletさんが書いた歌詞を読んだときに感じたこと、そして歌声を聴いた時のお気持ちを教えてください。
歌詞はmiletさんの歌入りのデモとセットで来て、初めて聴いた時からものすごくフリーレンに合う歌詞だと感じました。フリーレンの内心を唄にしたみたいです。それに歌声は想像以上にはまって、心が揺さぶられました。バンドの録音のときにmiletさんが来てくださり、色々なお話が出来て、とても楽しい時間でした。
――「bliss」、編曲された「Anytime Anywhere」でmiletさんとのやりとりで印象的なことはありましたか?
編曲をするときにいただいたデモはバンドサウンドが強かったですが、バンドサウンドとフリーレンの世界観に合うような編曲にしたいとアニメプロデューサーさん側とmiletさん側からのリクエストがありました。テレビサイズの中でどのような波を付ければいいかやりとりを試行錯誤しました。編曲のデモを聴いていただいたうえで意見をいただき、色々調整しました。フリーレンに合う曲にするのは一つの大きな目的ではありましたが、長くmiletさんがライブなどで盛り上げて歌える大切な曲にすることももう一つの大きなポイントでした。それを意識して編曲をしました。
――『葬送のフリーレン』アニメを、両曲のオンエアを楽しみにしているファン・視聴者にメッセージをお願いいたします。
みなさんと同じように、私も非常にオンエアを楽しみにしています。曲と歌詞から、歌までは全部『葬送のフリーレン』にふさわしいものになったと思っていて、いち早く聴かせたいです! あとわずかですが、ぜひ期待してください!