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魔都上海で各国スパイたちが交錯―コン・リー×オダギリジョー共演『サタデー・フィクション』本予告&場面写真10点解禁

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映画『サタデー・フィクション』場面写真
映画『サタデー・フィクション』場面写真(C)YINGFILMS

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 コン・リーとオダギリジョーが共演するロウ・イエ監督最新作『サタデー・フィクション』より、魔都上海で各国スパイたちが交錯する予告編&場面写真が解禁された。

【動画】雨の中で静かに対峙する古谷(オダギリジョー)とユー・ジン(コン・リー)の意味深な姿も! 映画『サタデー・フィクション』本予告

 『ふたりの人魚』『天安門、恋人たち』『スプリング・フィーバー』など、中国に生きる若者の心情を瑞々しく、過激に描き続けてきた名匠ロウ・イエ。彼が最新作で選んだ舞台は、太平洋戦争がぼっ発する直前、世界各国の諜報員が暗躍していた魔都、上海。人気女優とスパイという2つの顔を持つ主人公を中心に据え、当時上海の中心とされていた現存する劇場「蘭心劇場」で巻き起こる愛と謀略の物語を、美しいモノクロ映像で描き出す。2019年の第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。

 諜報員という裏の顔をもつミステリアスな人気女優の主人公ユー・ジン役には、ディズニー・アニメーション『ムーラン』の実写版などハリウッドでも活躍する女優のコン・リー。日本軍の暗号通信の専門家・古谷三郎に扮するのは、中国でも高い人気を誇るオダギリジョー。さらに、オダギリ演じる古谷の護衛・梶原には、出演映画の公開が続く中島歩。

 さらに、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で知られるトム・ヴラシア、『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』のパスカル・グレゴリー、台湾の国民的人気俳優マーク・チャオら国際色豊かなインターナショナルキャストが名を連ねる。

 このたび、本予告(60秒)と場面写真10点が一挙解禁された。1937年の魔都上海で暗躍する各国のスパイたちが繰り広げるスリリングな諜報戦の一斑が明らかとなる。

 “中国のスター女優”と“欧州側のスパイ”の2つの顔を持つユー・ジン(リー)は、新作の舞台公演のため上海にやってくる。しかし、本当の目的は、新しい海軍暗号書を持って上海入りした暗号専門家の古谷三郎(オダギリ)から日本軍の機密情報を聞き出す“マジックミラー計画”の実行だった。古谷の亡き妻・美代子と瓜二つであることを聞かされたユー・ジンは、美代子の役を演じ、任務を遂行しようとする。映像の後半では、陽気なジャズで彩られた激しい銃撃戦、そして雨の中で静かに対峙する古谷とユー・ジンの意味深な姿が切り取られている。

 場面写真では、双眼鏡片手に車内から敵を観察し、雨の中銃を片手に戦うユー・ジンの姿をはじめ、古谷三郎とただならぬオーラを放つ古谷のボディガードで射撃の名手の梶原(中島)、電話を盗聴するシュパイヤー(ヴラシア)と煙草をくゆらすヒューバート(グレゴリー)ら欧州側のスパイの姿も。

 そのほか、ユー・ジンの恋人で政府から目を付けられる左翼の舞台演出家のタン・ナー(マーク・チャオ)や、重慶側の女スパイ、バイ・ユンシャン(ホァン・シャンリー)、南京側のスパイ、モー・ジーイン(ワン・チュアンジュン)と、同じ中国人でもそれぞれ異なる目的を持つスパイたちの姿が切り取られている。スタイリッシュで、異文化の混ざり合うクラシカルな上海の空気感が漂う写真の数々だ。

 本作は、ロウ・イエ作品初の全編モノクロ映像となっており、監督は「映画の原点であるモノクロ映画を撮ることがずっと夢だった。以前に上海で撮影した『パープル・バタフライ』でも、モノクロで撮ろうと話が持ち上がったことはあったものの結局実現できなかった。本作でようやく叶えることができてとても嬉しい」と生まれ育った故郷の上海で念願を叶えた喜びを語っている。

 映画『サタデー・フィクション』は、11月3日より全国順次公開。

映画『サタデー・フィクション』本予告

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