黒柳徹子、42年ぶり『トットちゃん』続編に自信 戦争への思いも語る
黒柳徹子が3日、都内で開催された『続 窓ぎわのトットちゃん』発売記念会見に出席。黒柳は42年ぶりの続編について「つまんなくはないとは思います(笑)」と語ったほか、執筆のきっかけとしてロシアによるウクライナ侵攻を挙げた。
【写真】42年ぶりの続編に自信を見せる黒柳徹子
本作は、黒柳の小学生時代の思い出をまとめ、国内で800万部・全世界で2500万部を突破した『窓ぎわのトットちゃん』の続編で、黒柳は「42年も経ってしまって、どんなに面白いかと皆様がお思いになったとすると、ちょっと困っちゃうなと思うんですけど、つまんなくはないとは思います(笑)」とコメント。
「ウクライナへの侵攻があったことが、もしかすると、この本を書こうかなと思ったきっかけかもしれない」という黒柳は、自身の経験を踏まえて「何をやってもいけないって言われて逃げ惑った、あの戦争中のことを思い出すのも嫌だったんですけど」と思いを明かした。
前作の反響については「あんなにすごいと思いません。NHKのニュースになったんですよね。私、驚きました」と回想し、外国の読者から手紙を受け取ったこと、ユニセフの親善大使になったのも前作がきっかけだったことを紹介。
「ユニセフの事務局長に渡してくださって。それを読んでくださって。これだけ子どものことが分かっていればいいだろうということで、ユニセフの親善大使に選ばれたという、そういういろんないいことがいっぱいありました。そういうことでは、一回目の『窓際のトットちゃん』は私にとって本当にありがたい本でした」と懐かしんだ。
本について、子どものために「ぜひカナを振るのを戻していただきたい」と語った黒柳は「カナが振ってあれば、どんな本でも読めるわけですから。ずいぶんいろんな本を読んだんですけど、いちいち本っていいなって。自分の知らない世界だったり、感じたことのない感覚だったりを教えてくれるし」とコメント。
今でも読書をしていると言い「どんなにつまらないような本でも、読んでみると面白いことが多く。そこから学ぶって言うとちょっと大げさですけど、やっぱりそこからいろんなことを学んでいるんだという風に思います」と話していた。
『続 窓ぎわのトットちゃん』は講談社より発売中。