『いちばんすきな花』一ノ瀬颯、松下洸平演じる春木椿の弟に「共感しながらご覧いただけたら」
■一ノ瀬颯
本作を見ている誰もが、4人のうちの誰かに共感できるような身近なストーリーだと感じました。その世界に、椿の弟・楓として関われることがとても楽しみです! 椿を、幼い頃から1番近くで、かつ客観的に見てきた楓は、どこか楽観的に見えつつも、芯をつくような言葉を発することがあります。そんな楓にも共感しながらご覧いただけたら幸いです!
■プロデュース 村瀬健(フジテレビ ドラマ・映画制作部)
おかげさまで初回放送が大反響を頂いており、心から感謝いたします。たくさんの方が“刺さった”、“共感した”と言ってドラマの中で描かれた感情や台詞(せりふ)を取り上げてくださっています。中には、ご自身の苦い思い出を語ってくださる方もいて、SNS上は、さながら4人が初めて集まった1話のリビングルームのようになっています。見た人が語りたくなるようなドラマにしたいと思ってこのドラマを企画した僕にとって、うれしい限りです。本当にありがとうございます。
中でも、1話の感想で多いのが、“椿さんかわいそう、椿さんに幸せになってほしい”というものです。椿は今、日本で最も幸せを願われている男性の1人なのではないでしょうか。ドラマの中で椿に幸せになってほしいと一番思っているのが、楓です。誰よりも優しい兄・椿のことが大好きで、でも、誰よりも不器用な兄のことを誰よりも心配している弟、楓。その意味において、楓の目線は視聴者の皆さんの目線と一緒かもしれません。その楓役を、一ノ瀬颯さんに演じていただけることになりました。まさにこの役にぴったりの方だと思っています。一ノ瀬さんの魅力は、柔らかさ、だと思います。目鼻立ちのはっきりしたバキバキのイケメンにもかかわらず、強さや鋭さを感じさせるのではなく、むしろ柔和でマイルドな雰囲気を感じさせてくれる、良い意味で珍しいタイプ。そして、これも良い意味で、なのに何故か何を考えているのかちょっとわからないような雰囲気も感じさせてくれる役者さんだと思っていました。
生まれた時からずっと、誰よりも優しい男・椿と一緒に過ごしてきた彼もまた、誰よりも優しい男です。でも、そんな椿が損ばかりしてきたのを誰よりも身近で見てきたせいで、彼には、兄とは違う部分もあります。“花は好きだけど、花屋は嫌い”という兄の気持ちを知った上で、家業の花屋を手伝い続けている楓の本音がどこにあるのか? 優しそうだけど、ちょっと何を考えているのかわからない雰囲気を持っている一ノ瀬さんが、きっと興味深く、面白く演じてくださることと思います。今後の展開と共に、ご期待ください。