『ゲーム・オブ・スローンズ』ジョン・スノウのスピンオフ、いまだゴーサイン出ず
世界中で社会現象を引き起こした人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。キット・ハリントン演じるジョン・スノウを主人公にしたスピンオフの制作が報じられてからしばらく経つが、いまだにHBOからゴーサインが出ていないようだ。
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HBOのCEOケイシー・ブロイズがこの度TV Lineに「ゴーサインやそれに近いものがあるとは言えない」と話し、「だけど、常に新しい脚本やアイディアに取り組んでいる」と明かした。
ジョン・スノウを主人公にしたスピンオフの企画が明らかになったのは2022年。HBOが、ジョン・スノウを主人公にした新シリーズが製作初期の段階にあると発表した。キットがジョン・スノウ役でカムバックし、オリジナルシリーズのファイナルでウェスタロスを去った後の物語を描くとされていた。
同年12月には、ロサンゼルスで行われたコンベンションにて、キット自身がスピンオフの企画に言及。また、オリジナルシリーズの原作者ジョージ・R・R・マーティンが、『SNOW』と仮題をつけたことを公表した。
マーティンは6月に自身のブログで、企画を持ち込んだのはキット本人だったとコメント。「まだ発表できる段階にないから、脚本家やショーランナーのことは話せない。だけど、キットが自分のチームとともに企画したものだ。彼らはすごいよ」と明かしていた。
「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズは、すでにスピンオフドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を放送し、シーズン2への更新が決まっている。ほかに、コーリス・ヴェラリオンを描いた『The Sea Snake(原題)』や、ドーンの創設者であるナイメリア姫を描いた『10,000 Ships(原題)』など、数多くのスピンオフの企画が報じられている。ケイシーは今回のインタビューで、前日譚となる『A Knight of the Seven Kingdoms:The Hedge Knight(原題)』はすでにゴーサインを出したことを明かした。