反町隆史主演の医療ミステリードラマ『グレイトギフト』、24年1月放送開始 脚本は黒岩勉
■反町隆史(藤巻達臣・役)
――本作の主演オファーを受けた時の率直なお気持ちと、脚本を読んだ感想を教えてください。
医療ドラマの中でもちょっと特殊な、ミステリー要素が入った作品なので、台本を読むのをすごく楽しみにしていました。いざ台本を拝読したら、「えっ!? こんなことになっていくんだ!」と驚くような、予想を裏切る展開がたくさんあり、次の台本をいただくのがますます楽しみになりました。僕が演じる主人公が第1話からずっと葛藤しながら進んでいくところも新鮮で、“大人のドラマ”だなと感じています。
――主人公・藤巻達臣をどんなふうに演じていこうと考えていらっしゃいますか?
藤巻は特に序盤、周囲に対していろんな葛藤を隠しながら芝居をすることが多い役柄なんです。ただ、それを相手に悟られてはいけないし、かといって完全に隠したままでは視聴者には伝わりきらない。難しい芝居になりますが、だからこそ楽しみです。今回のように“内に秘めた役”を演じる機会はこれまで少なかったので、そのあたりを自分でも楽しめたらなと思っています。
――いつもシュッとしている反町さんが、うだつの上がらない藤巻を演じられるのも新鮮です。
いや、僕も普段はあまりテキパキしていませんし、失敗ばかりですよ(笑)。最近も、自分でもなぜだか分からないけど、スマホを冷蔵庫に入れてしまって…。「どこに行った!?」と思って電話を鳴らしたんですけど、意外と冷蔵庫の中にあると音が聴こえないんですね! あれは焦りました。あと、あるラーメン店にひとりで入ったんですけど、その時はいつもなら頼む餃子を頼まなかったんです。なのに、すっかり頼んだものだと勘違いして、隣に座っていた人の餃子を食べちゃった! 普段はそんな調子ですから、うだつの上がらない役は得意です(笑)。今回の藤巻はうだつが上がらない半面、病理医としてはオタク感もある人物なので、そこも併せてうまく表現していきたいです。
――今回は病理医の役ですが、事前に何かご準備されていることはありますか?
撮影に向けて、病理学監修の先生のところに見学へ行き、いろいろと見せていただきました。その時に顕微鏡の覗き方など、病理医ならではの所作も教えていただいたんです。病理医として芝居の中でやるべき細かい動きも多いので、挑戦しがいがあります。
――藤巻は未知の球菌「ギフト」を発見したことで人生が激変していきますが、反町さんご自身の人生を激変させた出来事や物があれば教えてください。
“人との出会い”ですね。例えば、役者の大先輩方からふと言われた言葉を、何年か経って思い出して、ハッとしたり…。そういうことが積もっていき、やがて自分自身のオリジナルが確立されていくのだな、と感じる日々です。
――最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
台本もすごく面白く、多彩な大人の役者さんがそろった“大人のドラマ”になっています。ぜひぜひ楽しみにしていただきたいなと思います。
■高野渉(テレビ朝日プロデューサー)※「高」は「はしごだか」が正式表記。
2024年1月、反町隆史さん主演ד令和のヒットメーカー”黒岩勉さん脚本による完全オリジナルドラマが誕生します! 熾烈な権力争いの影で巻き起こる連続殺人――真犯人は、一体誰なのか? 謎が新たな謎を呼び、初回から衝撃の結末が待ち受ける、スリルに満ちた医療ミステリー巨編です。黒岩ワールドの緻密な伏線と重厚な人間ドラマ、反町さんの新境地である“うだつの上がらない主人公”の奮闘ぶり、そして、近日発表予定の豪華キャスト陣もお楽しみに!
木曜よる9時、是非ご期待ください!!