維新・馬場代表、予算大幅増も万博は「絶対にやめません」「世界から信用を失ってしまう」
お笑い芸人・千原ジュニアがMCを務める『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)が26日に放送。この日の番組には日本維新の会の馬場伸幸代表がスタジオに生出演し、ジュニアをはじめとする出演者たちと大阪・関西万博について意見を交わした。
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大阪・関西万博をめぐっては、会場建築費の上振れや建設の遅れが指摘され、さらには会場のシンボルとなる「木製の大屋根(リング)」を350億円かけて建築することを発表し、物議を醸している。
この万博開催の賛否について街頭インタビューすると、大阪では「予算はすごいことになってるけど、それ以上の効果を期待」「大阪が盛り上がるなら」と賛成の声が多数。一方で、東京では「税金の使い方を考えなきゃいけない中で、本当にやるべきなのか」「予算増額が絶対にまたある。血税でやるのなら明確にしてほしい」と反対する声が寄せられた。
街の人の声に加えて、ジュニアは「この調査では、大阪で反対する人は1人いたかどうかくらい賛成意見ばかりだったと聞いた。一方で東京では反対の方が多かった」と補足。渦中の万博について、ジュニアは「前回の大阪万博と今回で大きく違うことは、技術の進歩。今回の万博では“空飛ぶクルマ”が登場するとのことだが、それにそこまで驚かない時代になっている」とコメント。お笑いコンビ・スピードワゴンの井戸田潤は「僕は基本的に東京で過ごしているので、万博のニュースはどこか“向こう岸の問題”な感じがしている。いつ開催されるのか知らないし、万博を開催する意義が伝わってきていない状態です」と率直な意見を馬場代表に伝えた。
一方で、タレントのゆきぽよは「予算の額がすごい。でも、ドラえもんみたいな近未来的な雰囲気で楽しそう。ギャル友と行きたい」と若者を代表してリアルな声を寄せた。
さまざまな意見を受けて、馬場代表は「万博は絶対にやめません。国としてのイベントなので、やめると日本が世界から信用を失ってしまう」と断言。続けて、「国民のご理解をいただくために説明をし続ける。その結果、大阪ではほとんど反対意見が出ない状況になっている」と話した。
また、建設費が当初の予定から1.9倍に上振れしていることについては「万博の建設事業は公共事業と同じ。工期が長くなることで、建設資材や人件費が高騰した時にはスライドさせるルールとなっている。もちろん候補を見直したり、内装をグレードダウンさせたりするなど、調整もしている」と説明。その上で、「何度も予算が上振れすることはおかしいと思うので、次はなかなか認められないだろう」と語っていた。
『ABEMA的ニュースショー』はABEMAにて毎週日曜12時放送。