堀ちえみ、ドキュメンタリー映画『巡る、カカオ』でナレーション初挑戦「カカオが導いてくれた気がします」
歌手でタレントの堀ちえみが14日、都内で行われた映画『巡る、カカオ ~神のフルーツに魅せられた日本人~』の舞台挨拶つき完成披露試写会に、和田萌監督と共に出席。チョコレート愛を披露した。
【写真】カカオの魅力を熱弁! 笑顔を見せる堀ちえみ
本作は、チョコレートの原料である“カカオ”の歴史、栽培する農家の現状や、カカオの可能性に魅せられて、彼らの労働環境の向上やカカオのビジネスモデル構築に奔走する日本人の活躍を追ったドキュメンタリー映画。堀は本作で初めてナレーションを担当している。
和田監督は「この映画は本当にカカオとかチョコレートが好きな人が多く関わってくださって。それで堀さんにお願いしようということになったんです。」と明かし「本当にカカオ愛に満ちている方で。本当にカカオがお好きなんだなと思いました」とコメント。
それを受けて堀は「舌の病気をして、手術をした後で、こういうナレーションのお話がわたしに来るなんて。なんて光栄でラッキーなのかと。カカオが導いてくれた気がします」と感激の様子を見せた。また、堀にとってカカオは元気の源だそうで「病気をした時も、『早く良くなってチョコレートを食べるんだ』と。そう思って頑張っていました」とカカオの存在が心の支えになっていたことを告白。
カカオ農家の人たちが手間暇かけてカカオを育てている様子などが映し出されている本作について、堀は「もっとカカオを味わって。大切に食べないといけないなと思いました。そこにあることが当たり前だと思っていましたけど、こんな思いをわたしの元にやってきたのかと思ったら愛おしくて。これからはそういう思いでチョコレートを食べます」と語った。
さらに「普通は男性がいただくものだと思うんですが。当時は“友チョコ”がない時代なのに、女性からもたくさんチョコレートをいただいて、律儀に食べていました」というアイドル時代のエピソードも披露。「チョコレートを食べて元気になれるなと思ってからは、ずっと家に常備してあります。CMもやってましたからね」と笑顔を見せた。
また、和田監督は「カカオに導かれて、世界中を飛び回った感じがします」と本作の撮影を振り返り、カカオの魅力について「発酵食品ということですね。なんで日本人のわたしがカカオの映画を撮るのかと考えていたんですけど、発酵ということにヒントがあるのかなと。発酵というのが、日本人にも近いものであるというのがありますし、カカオというのは、フルーツであり、発酵であるというところが面白いですよね」と明かした。
最後に堀は「とにかくカカオのことが世界一よく分かる映画だと思いますので、これを観て、チョコを食べて一杯、というのもいいんじゃないでしょうか」と本作をアピール。
和田監督も「タイトルにも込めたんですが、『巡るカカオ』ということで、ガーナ、コロンビア、日本とまわったんですが、現在、過去と、いろいろと時間を巡る映画になりました。カカオを通して皆さんにも旅を体験していただけたらうれしいなと思います」と観客に呼びかけた。
映画『巡る、カカオ ~神のフルーツに魅せられた日本人~』は1月12日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。