リュック・ベッソン最新作『DOGMAN ドッグマン』、規格外のダークヒーローに迫る日本版予告解禁
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リュック・ベッソン監督によるバイオレンス・アクション映画『DOGMAN ドッグマン』より、規格外のダークヒーローに迫る日本版予告が解禁された。
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本作は、『レオン』のリュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て脚本・監督を務めたバイオレンス・アクション。2023年のヨーロピアン・フィルム・マーケットでお披露目されるや、完成度の高さから世界中のバイヤーに大きな衝撃を与え、同年の第80回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門での上映で大絶賛の嵐を巻き起こした。
ある夜、警察に止められた1台のトラック。運転席には負傷し、女装をした男。荷台には10数匹の犬。“ドッグマン”と呼ばれるその男は、自らの半生を語り始めた―。
犬小屋で育てられ暴力が全てだった少年時代。トラウマを抱えながらも、犬たちに救われ成長していく中で恋をし、世間に馴染もうとするが、人に裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた男は、絶望的な人生を受け入れ、生きていくため、犬たちと共に犯罪に手を染めてゆくが、“死刑執行人”と呼ばれるギャングに目を付けられ…。
監督を務めるのは、映画ファンから絶大な信頼を誇るリュック・ベッソン。『グラン・ブルー』『ニキータ』を経て、ハリウッド進出作『レオン』『フィフス・エレメント』を大ヒットさせ、『TAXi』シリーズ、『トランスポーター』シリーズのプロデューサーを務めてきた彼が、原点回帰ともいえるダークでエッジの利いたエンタテインメント作品に挑んだ。
主演には、『アンチヴァイラル』で初主演を果たし、Indie Wire誌「2012年のベストパフォーマー」の1人に選出され、2018年には『ゲット・アウト』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『スリー・ビルボード』と、出演した3作品がアカデミー賞にノミネートされたケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。本作では『ジョーカー』のホアキン・フェニックスに肩を並べる圧倒的な演技力で“ドッグマン”を演じ切った。
この度、ドッグマンとは何者なのか、ベッソンが送る規格外のダークヒーローに迫る日本版予告が解禁された。背後から「ドッグマンと話したい」と話しかけられ、タバコに火をつけゆっくりと振り向く傷だらけの女装した男。彼が主人公にして謎に包まれた人物・ドッグマン。「子供時代の話は気が進まない?」と気遣われ、彼の過去にトラウマとなるような経験があったことが示唆される。
子供時代の回想シーンでは、犬たちに寄り添う彼の姿を確認できるが、その様子を窓越しに見ていた父親に「犬が好きか?」と迫られ、正直に「好き」と返すと威圧的な父親の逆鱗に触れ犬小屋に放り込まれてしまう。ドッグマンは、犬たちの無償の愛が唯一の救いだったと語り、「人間よりも犬を愛してる」と告白するのだった。
大人になった彼は車いす姿だが、その周囲には自然に犬たちが集まってくる。「犬と私は通じ合ってる。私の言葉を理解できる」と語るように、犬たちとの信頼関係を築いているようだ。だが、そこへギャングが現れ、「お前は悪魔だ! 地獄に送り返してやる」と尋常ではない怒りと恐怖をぶつける。
ドッグマンは、武装したギャング一味を壁越しにショットガンで仕留める。犬がギャングを襲撃するシーンも切り取られている。社会に見放され、愛を欲した青年。彼はなぜ”ドッグマン”と呼ばれる存在になったのか? 彼の「人は愛され守られたい。皆そう願って生きてるだけ」というセリフの真意も気になる。規格外のダークヒーローの誕生とキャラクターの奥深さに引き込まれる予告が完成した。
映画『DOGMAN ドッグマン』は、2024年3月8日より全国公開。