女優・中村メイコさん、昨年大みそかに死去 生涯現役のまま89歳の人生に幕
女優の中村メイコさんが、2023年12月31日に肺塞栓症のため亡くなっていたことが7日、ホリプロより発表された。89歳。
【写真】ありし日の中村メイコさん
ホリプロによると、すでに親族で密葬を済ませ、後日お別れの会の開催を予定している。
中村さんは、1934年5月13日生まれ。作家・中村正常氏の長女として生まれ、2歳の時に映画『江戸っ子健ちゃん』でデビュー。角帽の子ども“フクちゃん”を演じ、元祖天才子役として人気を集めた。
その後、数々の作品に出演し、NHK紅白歌合戦では、1959~1961年に紅組司会を担当。1957年に作曲家・神津善行氏と結婚。長女は作家の神津カンナ氏、次女は女優の神津はづき、長男は画家の神津善之介氏。次女の夫は俳優の杉本哲太。美空ひばりさんと親交が深かったことでも知られる。
大河ドラマ『篤姫』(NHK)や連続テレビ小説『さくら』(NHK)などにも出演し、最後の仕事は2023年12月25日に行われた番組収録と、生涯現役を貫いた。
夫の神津善行氏は「2歳8ヶ月で映画デビューしてから86年という芸能生活を、生涯現役のまま幕をおろすことになりました。長い時間をこの世界に存在させていただいたこと、皆様に深く感謝申し上げます」とコメントを発表した。