『新婚さん』妻が夫にフラれ続けること12年 中学の同級生夫婦の恋が実ったきっかけとは
2月18日放送の『新婚さんいらっしゃい!』(ABCテレビ/毎週日曜12時55分)では、今回から2週にわたり、出張収録での模様をお届け。舞台は古都・京都の山科区にある、随心院。平安時代に建てられたお寺で、時代劇のロケ地としても親しまれている。実は“ラブレターの聖地”とも呼ばれている随心院。平安時代に活躍した女性歌人で世界三大美女の一人、小野小町が晩年を過ごした地とされ、お寺にはゆかりの品が数多く展示。小町は1000通ものラブレターをもらったと伝わっていて、彼女が受け取ったたくさんのラブレターを貼り付けてつくられた「文張地蔵尊」もまつられている。そんな場にピッタリの新婚さんが埼玉県から登場! 同じ鹿児島出身で、中学2~3年に同じクラスだったという同級生カップルだ。
【写真】12年間片思い…中学生時代の2人
当時、夫と仲良くなりたかった妻が声をかけ、授業中の手紙交換が始まった。内容はたわいもない会話で、MC藤井隆いわく「4流ゴシップ」。さらに学校では話しきれず、夜中に夫が近所の公衆電話から電話をかけてくれ、2時間話し込むこともあった。夫のことがだんだん好きになった妻は、一連の行動から両思いを確信し、卒業式のあとに告白。しかしあえなくフラれてしまう。夫にとって妻はなんでも話せる親友のような感じで、恋愛には発展しなかったという。
そこから社会人になるまで、妻が夫に告白すること、なんと21回! 高校生になってもメール交換が続き、夫は妻の誕生日0時ピッタリにお花の写真を添えて「素敵な1年にしてね」などとメールを送る。この特別扱いを受けて妻が告白するも、またまた玉砕。夫は「特別な友達」に喜んでもらたい一心からの行動だったのだ。
妻がフラれ続けること12年。しかし26歳の時に転機が訪れる。お正月に夫が帰省すると、妻に彼氏ができたという話題が飛び込んで来た。友人らから「ほかの人と付き合ったほうがいい」と言われた妻が、夫を越える人を見つけようとしていたのだ。交際を知った夫は、幸せになってもらいたい半分、寂しい半分という、初めての気持ちを経験。「これが『好き』なのか?」と思っていたところ、しばらくして妻から電話があり「彼氏と別れた」と告げられる。すると夫が、「本当にたくさん待たせてごめん。まだ俺のことを好きでいてくれるなら、付き合ってくれませんか」と告白。妻は夢か現実かわからないパニックに陥り、起きているかわからない祖母に電話で報告したという。
12年間の片思いがようやく実り、翌年に結婚。新婚生活では、愛情バランスにも変化があったのか、「今では僕の好きが勝っている」とノロケる夫。「めちゃくちゃ幸せ」だと語る妻のお腹には赤ちゃんが…。
収録がラブレターの聖地ということで、今回は2人に思いのこもった手紙を書いてきてもらった。中学生で出会い、妻が片思いすること14年。夫婦になった今だからこそ、伝えたい思いとは。