青井実アナ、NHK番組降板と家族関連報道に謝罪 フジ『イット!』キャスター就任で「身の引き締まる思い」
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フリーアナウンサーの青井実が22日、都内で行われた『Live News イット!』記者発表会に宮司愛海アナウンサー、パトリック・ハーランと共に出席。一連の報道や『ニュースウオッチ9』の降板について謝罪した。
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『Live News イット!』は2019年4月から放送中のフジテレビを代表する報道番組。この春で放送6年目に突入する本番組が、新たな“夕方の顔”を迎えリニューアルする。新キャスターには、これまでNHKで数々の報道番組のMCを務めてきた青井キャスターが就任。また、パトリック・ハーランはスペシャルキャスターに就任する。
青井アナは、上司に報告せずに親族企業から役員報酬を得ていたことから、昨年12月に兼職を禁止する服務準則に基づいて厳重注意を受けたと今年1月に一部メディアで報道された。1月18日には、キャスターを務めていた『ニュースウオッチ9』を突如降板した。
会見の冒頭に青井アナは「民放での仕事初めてとなります。まさか私がこのお台場でみなさんの前でこのような機会を設けていただいて、お話する機会が来るとは、22年前の私には想像もつかないという状況です。ちょっと不思議な感じが今しています。新たな人生のスタートということで、身の引き締まる思いです」と気持ちを告白。続けて「この場に立つにあたりまして、私の前職の番組を途中で離れてしまったこと、私の家族の一連を巡る報道でいろいろご心配・ご迷惑をおかけしたことをこの場をお借りして視聴者のみなさんにお詫び申し上げたいと思っています」と一連の報道に触れて謝罪した。
また、青井アナは一連の報道について説明をする機会がなかったとして「まず申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪。「昨年の12月に当時の上司から口頭で注意を受けました。『報告の義務を怠った』ということで注意を受けました」と説明し「そこで『申し訳ありません』ということで、上司と話し合いながら報酬を全額返納し、役員も退任し、適切に処理をしているというのが現在の状況になっています」と明かした。NHK退局と本件の関係については「関係はないです」と口にした。
NHKを退局した理由を問われると青井アナは「40歳を過ぎたあたりから、自分の人生についていろいろ考える中で、いろんなチャレンジをしたいという考えが出てきました」と回答。「『自分ができることはなんだろう?』とテレビ業界だけでなくいろいろな方にお話を聞いていく中で、今回フジテレビの方と出会ったときに、こういうお話もあるという話でここに立っています」と現在の状況を説明した。
さらに青井アナは「決してNHKが嫌になったからとかそういうことではなくて、今でも大好きですし、本当にお世話になった」とコメント。「本当に21年間私を育てていただきました。ありがとうございますとこの場を借りて感謝の気持ちを申し上げたいと思っております」と感謝の言葉を口にしていた。
『Live News イット!』は、フジテレビ系にて毎週月曜~金曜15時45分放送。