杏演じる主人公が人生最大の“嘘”をつく―映画『かくしごと』本編映像解禁 原作・北國浩二のコメントも到着
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■原作・北國浩二
これは葛藤の物語。親子の絆、犯罪、介護、認知症、虐待など多様な要素が複雑に絡むなか、登場人物それぞれが苦悩のうちに葛藤する。
なかでも主演の杏さんはその揺れ動く心を、また、母としての愛と決意を、さらには娘としての想いまで見事に表現し、惹き込まれる。
小説と違うラストシーンには、この先千紗子と少年がどういう道を辿るのかと想像力を掻き立てられた。
『嘘』ではなく『かくしごと』の世界は、人がふだん隠している感情が露呈し、罪や愛、怒りや悲しみ、後悔と希望、そしてやさしさがあふれ出す世界だ。
ぼくは何度か涙した。心を温めてくれる涙だった。
ひとつの<嘘>をきっかけに明かされていくそれぞれの<かくしごと>とは―。心揺さぶるヒューマン・ミステリー、『かくしごと』をぜひ劇場でご鑑賞いただきたい。