高卒芸人が大卒芸人に物申す! TVスタッフが「ただ大学お笑い出身ってだけで起用してる」
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(ABEMA)最新回が12日に配信スタート。今回の配信回では、お笑いコンビ・鬼越トマホークによるお笑い研究部最新作「2024年 お笑い界が抱える2大問題を考える」後編を放送した。
【写真】慶応大学出身のお笑いコンビ・ストレッチーズ
生徒役に慶応義塾大学出身のお笑いコンビ・ストレッチーズ、アイドルグループ・乃木坂46元メンバーでタレントの高山一実を迎えた当企画では、前回「大学お笑い出身芸人が勢力を拡大させている」と主張し、「お笑いは大学を卒業してまでやることじゃない!」と持論を熱弁した鬼越トマホーク。今回は、「大学お笑い出身が番組スタッフにも急増している」ことで高卒芸人がピンチに追い込まれていることや、「お笑い界が抱える2大問題」の2つ目の問題「高卒芸人が地方に追いやられている問題」について議論した。
まず鬼越トマホークの坂井良多と金ちゃんが取り上げたのは、芸人だけでなく、番組スタッフにも大学お笑いサークル出身者が増えているという件。バラエティ番組やラジオ番組に携わる大学お笑い出身のスタッフは「ただ大学お笑い出身ってだけで起用してる」と主張。そこでストレッチーズはラジオ番組を大学時代のコネでやらせてもらったことがあると明かしながらも、「基本的には鬼越さんみたいなスタッフさんばっかり。『お前ら鼻につく』で僕らは弾かれる。だからコソコソこういうことやってる」と、大学お笑い出身としての苦悩を明かし、反論する。
そんな中、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭は「お笑いサークル出身のスタッフと芸人でテレビ局の廊下でしゃべるのだけやめてくれない?」「テレビ局の廊下を慶應大学にするじゃん」と発言。これに続くように口を開いた坂井は「今日は大学お笑い批判じゃない、慶應大学批判だから!」「みんなが本当に苦手としているのは慶應大学」と声を荒げたが、続けて「慶應大学が甲子園優勝したとき、令和ロマンが『M-1』優勝したときと同じ顔で見てた」「慶應大学出身の奴が下町ロケットとかつくって俺らみたいな高卒を感動させるのも腹立つ」と語った坂井に、「めちゃめちゃテレビ好きじゃん」「感動してんじゃん」とツッコミが続出。
坂井は「俺は慶應大学がつくったテレビで育った」と照れながら、「俺だって頭が良かったら慶應大学に入りたかった」とまさかの本音を吐露。その後も「俺はなりたくて高卒芸人になったわけじゃない!俺は慶應大学に入る頭がなかったんだ」とヒートアップし、「(慶應大学に行けば)親とかおばあちゃんが喜ぶ。それになれなかった奴がお笑いという“闇の道具”を駆使して慶應大学に復讐している」と語気を強めた坂井の暴走に、一同は「怖いストーリー」「異常な嫉妬、憧れ」などと困惑が広がる展開に。
また、番組後半ではお笑い界が抱える2つ目の問題として「高卒芸人が地方に追いやられている」と主張した鬼越トマホーク。地方番組に呼ばれた高卒芸人は、さらにそこで「地方番組のディレクターが鬼トガっている」という問題に直面すると続ける。芸人一同「あぁ~」「めっちゃ分かる」と納得する中、鬼越トマホークは「地方で活躍するためには“トガりディレクター”のトガった演出と上手に付き合わなきゃいけない」とし、実際に自身が地方で経験した“トガり演出”を紹介。
それは「藤岡弘、さんファミリーと地元で有名なお蕎麦屋さんで蕎麦を食べるだけのほっこりロケ」だったと言い、お店に入った一行の前に衝撃の光景が広がっていたと明かして…? さらに若林をはじめ、研究部メンバーたちもそれぞれ経験した地方の“トガり演出”についてエピソードを披露。「真冬の外での水落ちのプールが…」「罰ゲームのタバスコジュースが…」「山登りロケでおじさんディレクターが….」など、さまざまな体験談が明らかになった。
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』はテレビ朝日にて毎月第4金曜24時50分、ABEMAにて毎月第1~3金曜21時30分、第4金曜の地上波放送後に放送。ABEMAにて1週間見逃し配信。