堤真一&瀬戸康史『A Number―数』、大東駿介&浅野和之ら出演『What If If Only―もしも もしせめて』、2作品連続上演決定
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Bunkamura Production 2024/DISCOVER WORLD THEATRE vol.14『A Number―数』『What If If Only―もしも もしせめて』が、東京・世田谷パブリックシアターにて9月10日~29日に上演。東京公演を皮切りに大阪、福岡にて上演されることが発表された。出演は堤真一、瀬戸康史、大東駿介、浅野和之ら。
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Bunkamuraが日本と海外のクリエイターの共同作業のもと、優れた海外戯曲を今日的な視点で上演する企画に取り組んできた、DISCOVER WORLD THEATRE(以下DWT)シリーズ。同シリーズの第14弾として上演するのは、『トップ・ガールズ』や『クラウド・ナイン』など数々の話題作で知られる、現代イギリス演劇を代表する劇作家の一人、キャリル・チャーチルの2作品。
1作目は2021年に上演されたチャーチルの最新作で日本初演となる『What If If Only―もしも もしせめて』。2作目は、2002年に初演され22年にはローレンス・オリヴィエ賞リバイバル部門にノミネートされた名作『A Number―数』だ。
この2作品の演出を手掛けるのは、これまでにDWTシリーズで3作品を演出し、キャストの実力をいかんなく発揮させることで高い評価を得ているジョナサン・マンビィ。英国で2010年に『A Number』を演出した経験があり“父と息子の一筋縄ではいかない対話が見事に展開された”と称賛を得ている。独特な表現スタイルと文体で人間心理を描くチャーチルの短編2作品をどのように紐解いていくのか、日英のコラボレーションで挑む今作に期待が高まる。
『A Number―数』で2人芝居に挑むのは、堤真一と瀬戸康史。人間のクローンを作ることが可能となった近未来を舞台に、秘密を抱え葛藤する父を堤が、クローンを含む3人の息子たちを瀬戸が演じます。これまでにマンビィが手掛けてきたDWTシリーズの『るつぼ』(2016)、『民衆の敵』(2018)、『ウェンディ&ピーターパン』(2021)の全てに出演し、マンビィと絶大な信頼関係を築いてきた堤。そして、マンビィ演出公演に初出演、堤とも初共演となる瀬戸が、複雑な感情を交錯させる親子の会話劇を繰り広げる。
『What If If Only―もしも もしせめて』には、舞台初共演となる大東駿介と浅野和之。愛する人を失い苦しむ“某氏”を大東駿介、“未来”と“現在”を浅野和之が、“幼き未来”、ポピエルマレック健太朗・涌澤昊生(ダブルキャスト)と共に演じ、マンビィとの初タッグで、日本初演の戯曲に挑戦。両作品を通じて、“アイデンティティ”“悲しみ”“愛”といった普遍的なテーマをSF的に描き、劇場空間に濃密な時間を創り出す。
堤は「初めて共演する瀬戸君と一緒にじっくり取り組みたい」と意気込みを。瀬戸は「不安もありますが、それすらも楽しめたらと思っています」と語った。大東は「時間も空間も超越した作品に少しでも近づけたらと思っています」、浅野は「今までにない挑戦を楽しみにしています」とコメントしている。
Bunkamura Production 2024/DISCOVER WORLD THEATRE vol.14『A Number―数』『What If If Only―もしも もしせめて』は、東京・世田谷パブリックシアターにて9月10~29日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて10月4~7日、福岡・キャナルシティ劇場にて10月12~14日上演。
出演者、演出家のコメント全文は以下の通り。