シム・ウンギョン×堤真一の掛け合いに思わずクスっ! 三宅唱監督作『旅と日々』本編映像解禁
 
      
    関連 :
三宅唱監督最新作『旅と日々』より、主演・シム・ウンギョンと共演・堤真一の完ぺきな掛け合いにクスっとさせられる本編映像が初解禁された。
【動画】シム・ウンギョン×堤真一の掛け合いが完ぺき! 『旅と日々』本編映像
   本作は、脚本家の李(シム・ウンギョン)が旅先でのべん造(堤真一)との出会いをきっかけに、人生と向き合っていく過程を李本人がつづっていく物語。ひっそりと身を寄せ合う登場人物たちが、やさしさと愛おしさあふれるまなざしで描かれていく。
 このたび解禁となるのは、主人公である脚本家・李(シム・ウンギョン)が訪れた北国の宿でのシーン。室内でも吐く息が白くなる、おんぼろ宿の主人・べん造(堤真一)がおずおずと李に提案したのは、自分の宿を題材に脚本を書いてみるのはどうだろうというアイデアだった。映画の舞台にでもなれば、自分の宿に観光客が来てくれるかもしれないという急な商売っ気を見せるべん造に、李はさっそく取材を始める。
 宿の片隅に放置してあるウサギ小屋に書かれている「ピョンちゃん」という名前を挙げて「あれはどなたがつけた名前なんでしょうか?」と問う李。「あれは子どもがつけるような名前だと思うんです。こういう宿屋は、普通家族でやっていると聞きますので…お一人なのは少し不思議だなと」とずばりと指摘すると、べん造は「別に大した理由はねえ…」と目をそらす。さらに李は宿の奥にある襖の絵に言及。「あれはどなたが描いたのかも気になります」と指摘し、「そのあたりが分かると、きっとストーリーが浮かび上がってくると思うんです」と語る。
 李の観察眼の鋭さに、辟易するべん造。「…みんな、いねぐなったの。もういねえってことだ」という返答から、何やら家族の事情があることを察した李は「すみません。立ち入ったことを聞いてしまいました」と謝るのだった。本人たちはいたって真面目なのだが、自分で提案しておきながら深堀りされてへそを曲げたような態度のべん造と李のやり取りがどこか可笑しく、各国映画祭での上映の際もくすくす笑いが止まらなかったワンシーン。李を演じるシム・ウンギョン×べん造を演じる堤真一という、日本アカデミー賞受賞俳優たちのみせる絶妙な間合いもポイントだ。
 さらに、ロケ地・山形県へ三宅監督が凱旋。イオンシネマ三川にて、11月8日13時の回上映後に監督が登壇するイベントを開催。キャストからのメッセージ動画も届ける。チケットはオンラインにて11月3日24時、劇場窓口にて4日のオープン時より販売。
 また、12月19~21日の3日間、つげ義春の漫画「海辺の叙景」を原作にした映画内映画で、夏パートのロケ地である“神津島”を訪れる特別ツアーを開催。神津島の特設会場で映画を振り返る特別上映会や、映画に登場するロケ地めぐりを予定だ。さらに「星空保護区」にも認定された島の広場で、星降る満天の夜を楽しむプログラムも(ロケ地めぐりにはスペシャルゲストも登場…?)。詳細は映画公式SNSにて発表される。
 本作は、第78回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門にて、最高賞である金豹賞&ヤング審査員特別賞をダブル受賞。スペイン語圏最大の国際映画祭である第73回サン・セバスチャン国際映画祭にて、多様で驚くべき映画・新しいアングルやフォーマットに挑戦する映画を上映するサバルテギ・タバカレラ部門へ正式出品されたほか、アジア最大級の国際映画祭である第30回釜山国際映画祭のコンペティション部門にも正式出品。ほか20以上の海外映画祭での上映や、US、カナダ、フランス、韓国、中国、台湾、香港、インドネシア、ポルトガル、ギリシャでは配給が決まっており、世界各国からの熱い視線が注がれている。
 映画『旅と日々』は、11月7日公開。

 
       
             
             
             
             
             
          
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					
