Netflixドラマ『私のトナカイちゃん』モデルストーカー女性が法的措置を検討
実際にあったストーカー事件を元にドラマ化され、高評価を得ているNetflixのリミテッドシリーズ『私のトナカイちゃん』。ストーカーのモデルとなった女性が、法的措置を検討しているそうだ。
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『私のトナカイちゃん』は、クリエイターのリチャード・ガッドが自らの体験を基にドラマ化した作品。女性ストーカーとの闘いを描き、映画評価集積サイト「ロッテントマト」で4月30日現在、批評家からの支持率97%を獲得するなど、高評価を得ている。
Peopleによると、ドラマでジェシカ・ガニングが演じるストーカー女性、マーサのモデルとなった、ロンドン出身の58歳の女性がDaily Mailのインタビューに答えたそうだ。
匿名を希望するこの女性は、「今度はガッドが『私のトナカイちゃん』を使って自分をストーキングしている」と主張。彼は名声と金のために年上女性をテレビでいじめているとし、「わたしこそが被害者。彼は私を題材にあの番組を書いた」と訴えたという。
ドラマでは、関係者のプライバシーに配慮して細かな点を変えているが、この女性は、スコットランド出身で、法を学び、ガッドよりも20歳以上年上であることなど、マーサと自分との間に共通点がいくつもあると主張。さらには見かけも似ているとし、こう訴える。「彼女はロックダウンで25キロ太った後の私に似ていますが、本当の私は魅力がないわけではありません」
記事によれば、ガッドはドラマのヒットを受け、先日インスタグラム・ストーリーズを更新し、過去に一緒に働いた人たちが不当に注目を集めているとコメント。「どうか、登場するキャラクターが実際に誰だったのか、勘ぐるのはやめてください。このドラマの意図と異なります」と訴えていたそう。
しかしこの女性は、ガッドの支持者から死の脅しを受けており、法的措置を考えているとコメント。またガッドについて、自分を物語の主役に見立てる「主人公症候群」だと非難しているそうだ。