高橋文哉、一人二役で7月期『伝説の頭 翔』主演! 夏原武によるヤンキー漫画が初の実写ドラマ化
『クロサギ』や『正直不動産』など多くの実写化漫画の原案で知られる夏原武の原作デビュー作である漫画『伝説の頭(ヘッド) 翔』が、高橋文哉の主演で実写ドラマ化され、テレビ朝日系にて7月より毎週金曜23時15分に放送されることが決まった。
【写真】夏原武のデビュー作『伝説の頭 翔』(漫画・刃森尊)原作書影
本作は、ヤンキー×入れ替わりもののヤンキーエンターテインメントドラマ。テレビ朝日初の本格的な青春ヤンキーものとなる。
1000人を超えるヤンキーたちを従える不良チーム「グランドクロス」を束ねる伝説の頭・伊集院翔。かたやクラスでもまったく存在感がなく、スクールカースト最下層の万年パシリ・山田達人。この最強と最弱の2人が偶然に出会い、容姿がソックリだったためにある日、人生を交換することに? いじめられるだけの人生から、不良たちがこぞって頭を下げるリーダー・翔としての人生を歩むことになった達人。まさに、周囲にバレたら一巻の終わりの、究極のミッション・インポッシブルドラマとなっている。
『仮面ライダーゼロワン』(2019年)以来のテレビ朝日連続ドラマ主演となる高橋は、伝説の頭・伊集院翔と万年パシリ・山田達人の一人二役を務める。
高橋は主演が決まった際の心境を「『実写でやるの!? しかも主演、俺だ!』と、驚きました(笑)。すごく嬉しかったです。8つ上に兄がいるのですが、兄が原作の大ファンで漫画を全巻持っていたので、その影響で僕も読んだことがありました。ですので、誰よりも先に、兄に主演が決まったことを報告して、喜びを分かち合いました」と語る。
さらに「初めての一人二役、ずっとやりたいと願っていたヤンキー役、初のコメディーと、“初めて尽くし”ではあるのですが、だからこそ、皆さんの“初めて”をたくさん奪えると思っています! また、僕のこれまでとは違った一面も見ていただけたらいいなと思っています」と意気込む。
かねてから本格的なヤンキー作品への出演を熱望していただけあり、髪を金髪に染め上げて色気満載で伝説の男・翔を演じることに「髪の毛も金髪にし、短ラン・太いズボンの学生服を着れば、自分が強くなったような気になります!」と瞳を輝かせる。
そんな翔と人生を入れ替えることになるいじめられっ子のアイドルオタク・達人については「監督から『“バレたら死ぬ”と思って達人を演じてほしい』という言葉をいただき、それがすごく腑に落ちて、演じるのがより楽しみになりました」とコメントした。
『仮面ライダーゼロワン』の頃は「当時は右も左もわからなかった」と回想する高橋。「そんな中で、初主演を務め、本当に0から1を作っていただいた…まさしく俳優・高橋文哉の“ゼロワン”を作っていただいたという恩を感じています。こうして、テレビ朝日さんの連続ドラマに主演として帰ってこられて、少し恩返しできているのかな? という気持ちがあります」と明かした。
原作の夏原は「思い入れの深い作品でもあり、今回ドラマ化されることには、他作品のメディア化とはまるで違う感動と喜びがあります」と、デビュー作の実写化に感慨深い様子。約20年前の作品だが「連載中と令和の今では時代も大きく変りましたが、若さゆえに爆発するエナジーはきっと同じです」と期待を寄せる。
原作の漫画を担当した刃森尊も「放映されるのが、とっても楽しみです。テレビの前に正座して待機しています」と語る。
脚本は古家和尚が担当。監督には、住田崇、近藤啓介、植田尚らが名を連ねる。
金曜ナイトドラマ『伝説の頭(ヘッド) 翔』は、テレビ朝日系にて7月より毎週金曜23時15分放送。
高橋、原作者、プロデューサーのコメント全文は以下の通り。