ドラマ『私のトナカイちゃん』モデルストーカー女性が約265億円求めNetflixを提訴
実際にあったストーカー事件をもとにドラマ化され、高評価を得ているNetflixのリミテッドシリーズ『私のトナカイちゃん』。ストーカーのモデルとなったとされる女性が、Netflixを提訴した。
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『私のトナカイちゃん』は、クリエイターのリチャード・ガッドが自らの体験をもとにドラマ化した作品。女性ストーカーとの闘いを描き、映画評価集積サイト「ロッテントマト」で6月7日現在、批評家からの支持率98%を獲得するなど、高評価を得ている。
Peopleによると、ドラマでジェシカ・ガニングが演じるストーカー女性、マーサのモデルとなったとされるフィオナ・ハーヴェイが、現地時間6月6日にNetflixとガッドを相手取り、1億7000万ドル(約265億円)を求めて提訴したそうだ。彼女の身元が簡単に特定されるよう描き、彼女の生活を破壊したと訴えている。
その内訳は、ドラマによって受けた実害の補償5000万ドル、精神的苦痛と、人生の喜び、ビジネスを失ったとして填補損害賠償5000万ドル、ドラマの利益として5000万ドル、そして懲罰的損害賠償2000万ドルを要求。裁判費用と実費、法定利息は別請求となるようだ。
彼女の弁護士は、ストーカー被害にあった自らの経験をもとに脚本を書いたガッドは、彼女が言った言葉をそのまま引用し、マーサの職業も同じものにしたとコメント。ドラマ内のマーサの描写により、彼女はハラスメントを受け、評判に傷がついたと主張し、ドラマのストーリーの中心として描かれた、ガッドに対する性的暴行と、ストーカー行為で有罪判決を受けたことを強く否定したという。
彼女は名誉棄損に加え、怠慢、意図的に精神的苦痛を与えたこと、パブリシティ権の侵害などを申し立てているそうだ。
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