アーミー・ハマー、カニバリズム疑惑でキャリアが終わった でも全てに感謝している
セックススキャンダルで表舞台から姿を消した『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマー。カニバリズム願望が取り沙汰されたことでキャリアが終わったと認めるが、今はこの3年で経験した全てに感謝しているそうだ。
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この度ポッドキャスト『Painful Lessons(原題)』に登場したアーミーがカニバリズム願望があるとされたスキャンダルを振り返り、「笑える」コメント。「人肉食者だと言われ、皆が信じた。『あいつは人を食うんだろ』なんて言われていた。例えば何だ? 何の話だ? 人肉食者になるためには何をすべきか知ってるか? 人を食べなくちゃいけないんだぞ! 人肉食者になんかなれるかよ。あれは傑作だった」と語った。
彼は、2021年に過激な性的願望を綴ったとされるDMが流出したことに端を発して、性的虐待疑惑が浮上。決まっていたプロジェクトから降板したほか、事務所からも契約を打ち切れ、今や表舞台からすっかり姿を消している。ロサンゼルス市警察が性的暴行の告発を捜査していたが、昨年5月末にロサンゼルス郡地方検事局が彼を刑事告発しない旨を発表した。
「かつては気分が良くなかったし、満足することもなく、十分だとは感じられなかった。自分に満足できず自己肯定感も持てなかった」と語り、「行き違いがあったにせよ、人に何を言われたにせよ、何が起こったにせよ、今はそのすべてに感謝している」と話す。
スキャンダルで彼はキャリアを失ったが、同時にエゴも失ったそうだ。「人生における中性子爆弾が爆発したかのようだった。僕自身と僕のエゴを抹殺し、友達だと思っていたけどそうでなかった人たち全てが一瞬で消えた」「だけど今もビルは建ち、僕もまだここにいて、健康もある。このことに本当に感謝してる」と続ける。
ポッドキャストの最後で彼は、ハリウッドのシステムでは、商品として実効性がないため、俳優としてのキャリアはもうどうしようもないと認める。しかし別のところで、アーティストとして友人と一緒に脚本を書き、「自分の遊び場」を作っていると語った。