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『インサイド・ヘッド2』新キャラ“シンパイ”は「ヨロコビと同じくらい大切な感情」

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オレンジ色の新キャラクターがシンパイ 映画『インサイド・ヘッド2』場面写真
オレンジ色の新キャラクターがシンパイ 映画『インサイド・ヘッド2』場面写真 (C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』が8月1日に公開される。本作は、日本に先駆け全米はじめ世界各国で6月14日から公開され、アニメーション史上歴代No.1オープニングとなる歴史的な大ヒットスタートを記録し、アニメーション映画史上最速で興行収入10億ドルを突破する特大ヒットに。そんな本作で新たに登場するのは<大人の感情>のキャラクターたち。中でもリーダー的存在のシンパイは、ケルシー・マン監督が「シンパイがヨロコビやカナシミと同じくらいライリーにとって大切な感情だと気づきました」と語るように、ライリーの幸せを強く願い“心配”することで手助けしようとする重要なキャラクターとして描かれている。

【写真】本作で初めましてとなる、ライリーの<大人の感情>たち

 本作の舞台は、どんな人の中にも広がる“感情たち”の世界。ちょっぴり大人に成長し高校入学を控えた頑張り屋さんの主人公ライリーの中に新たに現れた<大人の感情>のリーダー的存在がシンパイだ。シンパイの役割は“ライリーの将来を心配すること”で、嫌なことや失敗を回避するために忙しなく動き回る姿が描かれるが、マン監督は制作していく中で、シンパイの良い面にも気づいたという。

 「“心配”という感情は、僕の手助けをしてくれることもあります。たとえば、『明日は取材の日で記者がたくさん来る。その人たちの前で舞台に立って話さなければならない。服にはちゃんとアイロンをかけていないと』と不安になったりしますが、それは良いことでもあります。ただ、それが大きくなりすぎて心を乗っ取ってしまうこともあります。この映画を通じて、僕は、心配や不安をうまくコントロールすることも語りたいと思いました」と語っている。

 前作で、ネガティブな感情として捉えられがちなカナシミの重要性を描いたように、本作では不安や心配というネガティブに見える“シンパイ”の必要性を描き、大人になる上では重要な感情として描かれる。

 マン監督は制作当時を振り返って「物語について考えているうちに、ヨロコビとシンパイはまるでふたりの親が大事な子供をどう育てるかを論議しているみたいな関係性で、シンパイはヨロコビと同じくらいライリーにとっては大事だと気づきました」と語り、シンパイを単なる悪い感情ではなく、ライリーの幸せを思うがあまり“心配”するキャラクターに仕上げたことを明かす。

 本作の中でシンパイは<大人の感情>のイイナー、ダリィ、ハズカシとともに、ライリーの幸せを願うあまり、ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリを司令部から追放してしまい、ライリーは自分らしさを失ってしまう…。大人になると、ヨロコビは失われてしまうの…? 将来を想像してあたふたと準備をすることで幸せになる手助けをしてくれる“シンパイ”は、あなたの中にもいるはずだ。

 アニメ映画『インサイド・ヘッド2』は、8月1日より全国公開。

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