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イザベル・ファーマン主演映画『ノーヴィス』、11.1公開&予告解禁 ボート競技にのめり込んだ女性の狂気に満ちた情熱の物語

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映画『ノーヴィス』ビジュアル
映画『ノーヴィス』ビジュアル(C)The Novice, LLC 2021

 ボート競技にのめり込んだ女性の狂気に満ちた情熱を描くイザベル・ファーマン主演映画『THE NOVICE(原題)』が、邦題を『ノーヴィス』として11月1日より公開されることが決定。日本版の予告編とビジュアルが解禁された。

【動画】『セッション』などハリウッドメジャー作の音響で活躍してきたローレン・ハダウェイによる初監督作『ノーヴィス』予告編

 タイトルの「ノーヴィス/novice」とは、新入り、初心者のこと。スポーツ分野においては競技者の分類として使われ、一定のランクに達していない初心者のことを指す。

 主人公は、大学女子ボート部の門を叩くアレックス。「困難だからこそ挑戦するのだ」というJ・F・ケネディの言葉を胸に、己の限界に打ち勝ちたいという一心で過酷なトレーニングに身を投じていく。猛烈に練習に励み、スポーツ万能な同期のジェイミーにライバル心を燃やすアレックス。上級生のケガでレギュラーの座がひとつ空いた時、その座を巡ってし烈な争いが繰り広げられる。レギュラー入りで得られる奨学金がどうしても必要なジェイミーは画策に走り、その座を奪取。出し抜かれたアレクッスは雪辱を果たそうとするが、その強すぎる執着心は次第に狂気を帯びていく…。

 本作は、デイミアン・チャゼルの『セッション』、クエンティン・タランティーノの『ヘイトフル・エイト』、ザック・スナイダーの『ジャスティス・リーグ』、ギレルモ・デル・トロの『パシフィック・リム』などハリウッドメジャー作の音響で活躍してきたローレン・ハダウェイによる満を持しての初監督作。

 ハダウェイ監督が大学時代にローイング(ボート競技)に自ら没頭した体験を基に作り上げ、自身で脚本と編集も担当。『セッション』×『ブラック・スワン』を彷彿とさせる、ダークでスリリングな野心作を作り上げた。斬新なショットと編集、弦楽器を中心とするアグレッシブな劇伴も相まって、観る者を息もつかせぬクライマックスへ導いていく。怒とうのラスト8分間。激しい雨が降り、雷鳴轟(とどろ)く夜明け前、シングル艇に乗ったアレックスの暗くて熱い思いが炸裂する。

 主演は、『エスターファースト・キル』のイザベル・ファーマン。撮影前の6週間、毎朝4時半に起き、1日6時間の水上トレーニングを行って、過酷な撮影に耐えられる精神と肉体を手に入れたファーマンの妥協のない迫真の演技に、第20回トライベッカ国際映画祭において主演女優賞が贈られた。本作は同映画祭で作品賞と撮影賞も受賞。

 大手映画批評サイトRotten Tomatoesでは満足度93%の高評価を獲得しているほか、クリストファー・ノーランがエグゼクティブ・プロデューサーを務めた『ジャスティス・リーグ』の監督であり、DCエクステンデッド・ユニバースの立役者、ザック・スナイダーが「この映画を見逃してはならない!」と激賛。そのほか、「ダークにして強烈!」(SLASHFILM)、「電気ショックのような衝撃!」(IndieWire)、「これほど生々しく、確かな手腕で作られた映画は、めったに現れない!」(The Hollywood Reporter)など海外メディアからも称賛されている。

 日本版予告編は、大学のボート部に入部したアレックスが、新入部員のためのオリエンテーションに参加している場面で幕を開ける。レギュラーの座を目指すための第一歩として、コーチから「脚、体、腕」と身体の適切な使い方を徹底的に叩き込まれるアレックスら新入部員たち。ボートのみならず全てにおいて強い闘志や執着を抱き、肉体的にも精神的にも追い詰められていくストイックなアレックスの様子が終始ダークなトーンで映し出され、コーチや周囲に心配されるほどの狂気に満ちた日々の先に待ち受ける境地が気になる映像となっている。

 ビジュアルは、あるレースに臨むアレックスがオールを漕ぎながら空を見上げる姿を大きく捉えたもの。横には“漕ぎ続けろ。”という、彼女のローイングへの激しい情熱が伝わってくるキャッチコピーが添えられている。

 映画『ノーヴィス』は、11月1日より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマート新宿ほか全国順次公開。

映画『ノーヴィス』予告編

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