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櫻井海音「この役は僕以外にやらせたくない」 実写『【推しの子】』アクア役に懸ける思い明かす

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『【推しの子】』よりアクア役・櫻井海音
『【推しの子】』よりアクア役・櫻井海音(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映 (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

 『【推しの子】』ドラマシリーズ(Prime Video)&映画にて主人公・アクア役を務める櫻井海音が、役に懸ける思いを語った。

【写真】人生をかけた壮絶な復讐劇に挑むアクアを演じる櫻井海音

 本作は、赤坂アカ・横槍メンゴによる同名漫画を実写化。原作漫画は、伝説的アイドル・アイの子どもとして転生するファンタジックな設定とショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界にちゅうちょなく切り込む他に類を見ない斬新なストーリーで、コミック累計1800万部を売り上げ(7月現在)、現在、アニメ第2期も放送中だ。

 「僕にとって演じることは、復讐(ふくしゅう)だ」。母であるアイ(齋藤飛鳥)の死の真相を巡り、復讐心を燃やして“芸能界”へと潜り込むアクア役に体当たりで挑んだ櫻井だが、本作への挑戦には「大きなプレッシャーを感じた」と胸中を明かす。

 「元々、お話をいただく前から原作を読ませていただいていて、すごく好きな作品でした。『もし実写化するならアクア役をやりたい』と思っていたら、本当にお話をいただけて。大好きな作品だし、ファンも沢山いる作品なので、めちゃくちゃプレッシャーはありました」

 社会現象を巻き起こし世界中で人気を博す原作の実写化に期待と不安を抱えつつ、出演を決意した櫻井。「プレッシャーはありましたが、でもそれ以上にアクア役をやりたい気持ちが強すぎて、最初に監督やプロデューサーと話した際、『この役は正直僕以外にやらせたくないです』と、正直な気持ちを伝えさせていただきました」と、オファー当時の心境を語る。

 そんな櫻井は、昨年11月から今年の3月まで、4ヵ月以上の長期で行われた本作の撮影期間中、改めて原作を読み込み徹底的にアクアというキャラクターを自身に落とし込んだという。

 「第一はやっぱり原作への気持ちというか。赤坂アカ先生・横槍メンゴ先生がこの世に生み出してくださったものを、いかに自分に投影させて演じることができるかという気持ちがありました。絶対に原作の持つアクアのイメージを崩したくなかったので、毎シーン毎シーン撮る前に、原作にある同じシーンを見てアクアがどういう表情しているか、どういう動きをしているか、座っているか立っているか、ポケットに手を入れているか、入れていないか、など細かいところまでできる限りやりたいと思って臨みました」。

 その覚悟を体現するかのごとく、自身の出番がない日でも現場に頻繁に顔を見せスタッフと密にコミュニケーションをはかり、そして他の演者たちの演技を見て学び、自身の演技に落とし込もうとする姿が目撃されていた。

 撮影現場には、原作者の赤坂アカ、横槍メンゴも何度か訪れたそうで、「初めてお会いした際は緊張しすぎて、棒立ちでした。後から聞いたのですが、赤坂先生・横槍先生から見ても『めちゃくちゃ緊張してたよ』みたいな感じだったらしく…(笑)。それくらい好きで、リスペクトしている作品の先生に会うというのはものすごく緊張することでした。でも、2回目にお会いしたときは、お二人がフランクに接してくださったおかげで、緊張せずに色々と会話をさせていただけました」と、当時の様子を語る櫻井。

 大きなプレッシャーを抱えながらも、充実した撮影を走り切った櫻井は、「自分の大好きな作品で、ずっとやりたいと思っていた役を色々な人に支えていただきながら、アクアを演じられたのは、俳優としてものすごく貴重な経験。皆で作り上げた実写【推しの子】を、一人でも多くの方に見ていただきたいです」と、座長としての確かな手応えを明かしている。

 併せて解禁となったスチールでは、光と影に包まれた“芸能界”を舞台に、復讐を果たすため手段をいとわず欲望とうそを利用する、アクア役に挑む櫻井海音の真剣なまなざしが映し出されている。

 『【推しの子】』は、ドラマシリーズ(全8話)がPrime Videoにて11月28日21時より世界独占配信開始、映画が12月20日より全国公開。

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