中島健人が海外ドラマデビュー! AIサスペンス『コンコルディア』Huluにて11.8独占配信開始&特報解禁
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■フランク・ドルジャー(製作総指揮)
――「コンコルディア」という町や物語自体のアイデアはどのようにして思いついたのでしょうか?
私は常にユートピアコミュニティ、特に企業で働く人々に可能な限り最高の生活水準を提供するために企業が創設したコミュニティというアイデアに魅了されてきました。そして、そのようなコミュニティを構築したい時は、そこに住む住人全てに安全で健康で生産的な生活を提供するには一体何が必要なのかと考えました。
ストーリーについて考え始めると、このドラマでは<監視>と< AIの使用>について深掘りする必要があるということにいきつきました。AIは、適切に設計されていれば、人々を身体的危害から守るだけでなく、健康状態も監視することができということも分かってきました。
また、自分が監視されていると知ることで自分の選択が変わり、より良い行動につながるかどうかという深層心理を探ることにも興味がありました。監視されることが、より法を遵守し、社会的責任のあるコミュニティを構築するのに役立つかどうか、など。
――本作は何が正しくて何が間違っているかということを追求せず、私たちと私たちの価値観に対して問いかけています。
登場人物の一人が言うように、リスクをもたらすのはテクノロジーではなく、作成したシステムを設計し監視する人々です。物語のその側面を表現することに加えて、現代において私たちにとってプライバシーを守ることがどの程度実現可能なのかということも、ドラマチックに表現したいと思いました。そして、プライバシーを放棄することで私たちが失ったものは、得たものよりも価値があるか、ということも大きな問いでした。
――作品のビジュアルに関して心がけたことなどはありますか?
最大の課題は、<監視>や<AI>を探求するドラマはディストピアでなければならないという考えを払拭することでした。そのために、私たちは光に満ち、透明で、非常に“人間的”で親しみやすいスケールの世界を創り出しました。また、できるだけ自然の世界も存在する世界にしたいと考えました。
――本作を楽しみにしている日本の視聴者にメッセージをお願いします。
このドラマを観る人が、コンコルディアのような世界に住むのはどのようなものかを想像するきっかけになれば幸いです。そして、皆さんは24時間カメラに映っていることをどう感じるでしょうか?