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松尾スズキ書き下ろし新作ミュージカル「アンサンブルデイズ」ビジュアル解禁

エンタメ

<コメント全文>

■松尾スズキ

 大劇場でよく見る、その他大勢を演じる名前も知らない俳優たち。

 彼らは「街を行き交う人々」や「酒場の客」や「兵隊たち」や「娼婦たち」を演じながら、この先の俳優人生をどう見据えているのか。

 「群衆A」から、名前のある俳優への脱却を夢見てあがく若い俳優たちを、名の知れない新人たちが演じることで、えもいえぬ説得力とエネルギーが生まれる可能性に、松尾はかけているのです。

 「老境に入っても青春は書ける! だって経験済みだから!」

 そう、松尾は言い張っているのです!

 渋谷で再び生まれる演劇の混沌。若さの痛さ、だささ、ばかばかしさ、そこから醸し出されるなにがしかの美しさ。それをぜひ、体験しに来てください。

■杉原邦生

 舞台上で“その他大勢”として括られてしまう〈アンサンブル〉という役割を担う俳優たち。そんな彼らの、“その他大勢”としてまとめることのできない青春の一コマを描いたこの作品は、一見、舞台芸術業界という限られた世界の出来事に思えるかもしれません。ですが、これまでに一度でも自ら何かに挑戦した(挑戦しようと思った)ことのある人、そして、一度でも何かを諦めた(諦めざるを得なかった)ことがある人、つまり、いまを生きるすべての人の人生に、そっと寄り添ってくれるような作品だと、僕は感じています。

 松尾スズキさんが「コクーン アクターズ スタジオ(CAS)」のために書き下ろしてくださったこの新作ミュージカルを、一年間ともに学んできたCAS生たちと、丁寧に、そして、エネルギッシュにお届けしたいと思います! いましか観られない彼らの〈アンサンブル(役割という意味ではない)〉を、どうかお見逃しなく。

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