金ロー『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、“新吹替版キャスト”森川智之、沢城みゆき、三宅健太からコメント到着
関連 :
■森川智之(ジョージ・マクフライ役)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、映画館で夢中になった作品です。誰もがあの時代に行ってみたいという願望があるのですが、それを叶えてくれる作品でもあるし、エンターテインメントとして完璧に描かれている作品でもあり、何十年経っても色あせない面白さがあります。
――主人公マーティの父・ジョージ役を演じたことについて
タイトル通り、その時代その時代にタイムスリップする話なので、その部分でキャラクターの描かれ方をうまく表現しなくてはいけないので、そこを意識しました。
お気に入りのシーンは、ダメなお父さんだったジョージが、トム・クルーズばりのすごいイケメンになって出てくるシーンです。最高に笑えて、役者も演じていて楽しかったのではと想像されます(笑)。お気に入りのセリフは、PART1で、ジョージがビフと気づかず背中越しに、「おい貴様、その汚い手をどけやがれ」と言うシーンがあるのですが、ビフが振り向いた瞬間ジョージがつぶやいた一言、「ビ、ビフ…」です。この人生終わった感が、最高です(笑)。あと、PART3最後の方に出てくるドクのセリフ「未来は自分で切り開くものなんだよ」もお気に入りのセリフです。これは、深いなと思います。
令和の時代に、最高の声優陣で、本編ノーカットで収録した完全保存版です! 3週連続という事で、毎週楽しみに見て頂けたらと思います。是非お見逃しなく!
■沢城みゆき(ロレイン・マクフライ役)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、純粋なワクワクとドキドキに満ちた作品で、大人になって鑑賞しても、あっさりときめけることに感動しました! PART1を見終わった後、しばらくConverseのスニーカーを履いてしまいました(笑)。
――色々な時代設定のロレインを演じたことについて
大変そうな要素であろう七変化は、最高に楽しいところ!と自分に言い聞かせて(苦笑)シーンごとにシチュエーションにどっぷり浸かって演じました。
お気に入りのシーンは、ロレインが車の中でマーティにキスするシーンです。キスしたとたん! 直前までの胸の高鳴りはどこへやら、違和感で急にスッと素に戻ってしまう、心がジェットコースターのような場面です。時を越えた“息子”とのキスシーンなんて、この作品以外ではなかなか出会えないであろう稀有な1シーンだと思います。
憧れの金曜ロードショー。タイムスリップして、声優になりたかった頃の小学生の私に、いつかロレインを演じることがあると伝えても、おそらく信じてはもらえないでしょう。…緊張するのももはや勿体無くて、目一杯楽しみました!新たな音色に彩られた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も愛していただけますように。
■三宅健太(ビフ・タネン役)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は子どもの頃からずっと見てきた作品ですが、この作品の魅力は、どれだけ時が流れてもゆるがないロマンが詰まっているところだと思います。冴えないんだけど最後にキメる主人公、何でも開発するドクに子ども心をくすぐられました。タイムスリップで時を行き来するだけでなく、色々な因果が存在するという事をこの作品で初めて知り、タイムスリップってこういう事なんだと衝撃を受けました。
――ビフを演じたことについて
ビフという名悪役はとにかく終始テンションが高いので、細かい事より瞬発力、いかにエネルギーを放出するかに注力しました。体力勝負のアフレコでした(笑)。悪役だけど、どこか憎めない感じをギリギリ残したかったので、ユーモアを混ぜて演じるよう意識しました。様々な先輩たちが脈々とやられてきたプレッシャーもあったのですが、「がんばるぞ!」と自分を鼓舞していました。
お気に入りのシーンは、PART2に出てくる老人ビフ&若いビフの掛け合いです。本人どうしなのに、「ぼんくら!」などと言い合うのが面白いです。あと、PART2でマーティがギターを弾くシーン。ちょっと上の世代の先輩たちが、これを見てギターを始めるきっかけになった名シーンだと思います。お気に入りのセリフは、ビフがジョージをからかう時のセリフ「靴の紐が解けてるぜ!」です(笑)。30年近く声優をやってきて、まさか自分がこのセリフを言うことが出来るとは本当に光栄でありがたいです!
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作を新たな吹き替え版という形で再びみなさんにお届けできてうれしいです。時代が移り変わっても、この作品の魅力が失われる事はないですし、新しい気持ちで見てもらえる大作だと思っています。吹き替え頑張りましたので、是非お茶の間で楽しんで頂けたらと思います!
いよいよ今夜9時から、3週連続『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が始まります。金曜ロードショーでしか見られない新吹替版となっておりますので、絶対にお見逃しなく! 40周年イヤーを思う存分楽しみましょう!