『おむすび』“風見先輩”松本怜生、『豊臣兄弟!』で大河ドラマ初出演 佳久創、濱田龍臣も参戦 ロゴも解禁

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仲野太賀が主演する2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合ほか)より、佳久創、松本怜生、濱田龍臣の出演が発表された。後世に名を残した、豊臣兄弟と深くかかわる人々を演じる。松本は大河ドラマ初出演。併せて、番組ロゴも発表された。
【写真】佳久創は藤堂高虎、濱田龍臣が斎藤道三の孫・斎藤龍興に!
大河ドラマ第65作となる本作の主人公は、天下人・豊臣秀吉の弟・豊臣秀長。「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の視点で戦国時代をダイナミックに描く。
佳久創が演じるのは文武両道に秀でた秀長の腹心・藤堂高虎(とうどう・たかとら)。秀長の重臣の1人。巨漢で知られ、初めは近江の大名・浅井長政に仕えるも、主君を変えて転々とする。秀長と出会い、武勇だけでなく学問も重要だと教えられ、算術・鉄砲・築城など多くを学ぶ。やがて頭角を現し、豊臣秀吉の中国攻めや賤ヶ岳の戦いなどにも参戦。前線で戦うだけでなく、兵站(へいたん)を任されるなど、知勇兼備の武将となる。築城名人としても知られる。
松本怜生が演じるのは、豊臣政権を支えた秀吉の忠実なる家臣・石田三成。秀吉に重用された、近江国生まれの大名。秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳の戦いで活躍したほか、数字に強く太閤検地などでもその力を発揮した。秀吉の晩年には、25歳の若さで五奉行の1人となり、豊臣政権の中核を担う。
濱田龍臣が演じるのは、信長に徹底抗戦した、美濃・斎藤道三の孫・斎藤龍興。美濃国の大名。父・義龍が急逝し、14歳の若さで美濃斎藤氏の家督を継ぐ。父の代からの重臣、竹中半兵衛や美濃三人衆(稲葉良通・安藤守就・氏家直元)など優秀な家臣に恵まれていたが、若年ゆえに家臣の掌握に苦慮。かねてより美濃を狙っていた織田信長は、この機に攻勢を強めるも、龍興は徹底抗戦して信長を苦しめる。
オーディションにより選抜された3人は出演オファーを受け、「まさか藤堂高虎を演じられるとは思いもしてなかったので、その日は一日中興奮が収まらなかったです」(佳久)、「石田三成という名だたる諸先輩方が演じてこられた大役を、自分が楽しみにしていた『豊臣兄弟!」で演じられること、俳優人生においてこれほどに名誉で、挑戦させていただける機会はありません」(松本)、「『龍馬伝」以来、大河ドラマにまた出演出来る機会を頂けたのがとても嬉しい限りです」(濱田)とコメントしている。
さらに、乃木坂46・井上和が浅井長政と織田信長の妹・お市の間に生まれた“浅井三姉妹”の長女・茶々役、菅井友香が夫・前田利家とともに歩み、支え続けた賢妻・まつ役で大河ドラマ初出演を果たす。
プロデューサーの高橋優香子は、「本作の見どころの一つが、若い世代の活躍です。主人公をはじめ、まだ何者でもなかった若者たちが乱世の中で出会い、共に成長し、やがて歴史に名を残す人物となっていく。そうした世代のキャスティングを進めるにあたって、20~30代の俳優さんたちを中心に大規模なオーディションを行いました」と説明。
そして「藤堂高虎は、圧倒的な体格と雰囲気が印象的だった佳久創さん。石田三成は、繊細なお芝居が素晴らしかった松本怜生さん。難役でも的確に演じてくださる濱田龍臣さんには斎藤龍興をお願いし、年齢以上の落ち着きと妖艶さを見せてくれた井上和さんには茶々を。可憐かれんをながらに芯のある菅井友香さんには、まつを演じていただきます」と話している。
番組ロゴについて、NHK映像デザイン部の田中伽奈芽は「このロゴデザインは兄弟が共に築き上げた偉業、そして『陰の立役者』としての弟の重要性を強調する新たな視点を表しています。『!』は弟の存在に対する注目を示すシンボルとして使用しています」と説明。さらに「築城に長けていた兄弟のイメージから石垣が積み重なっていく様子を文字の組み方に取り入れ、時間と努力を重ねた功績の象徴として用いています」と語った。
大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、NHK総合ほかにて2026年放送。
佳久創、松本怜生、濱田龍臣、プロデューサー、NHK映像デザイン部の田中伽奈芽のコメント全文は以下の通り。