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『対岸の家事』一ノ瀬ワタル、虎朗を演じるうえで参考にした人物像明かす

ドラマ

■一ノ瀬「お互いに思いやりを持てば、助け合えるはず」

――初共演となる多部さんの印象を教えてください。

一ノ瀬:多部さんはすごく素敵な方です。自分は普段、健康のために足ツボ激痛サンダルを履いているのですが、それを見た多部さんが「健康になってください(笑)」と言いながら、わざと体重をかけてきたり(笑)。そのときの笑顔がとても印象的で、「虎朗として詩穂を支えなければ」と、役への理解がより深まりました。お芝居に関しても、まさに百戦錬磨。たとえ自分がセリフを間違えたとしても、すべて受け止めてくださるんです。とても頼りになる方ですね。

――花奈ちゃんとは、どのようにコミュニケーションを取っていますか?

一ノ瀬:撮影の合間は、ずっと遊んでいます(笑)。花奈ちゃんが「怪獣を操る魔法をかけたい」と言うので、自分は魔法をかけられて追いかけられる役をやっています。でも、このドラマの撮影が終わったら、花奈ちゃんと会えなくなるのかと思うと寂しいですね。子どもの成長って一瞬じゃないですか。数年後に再会しても、自分のことを覚えていないかもしれない。普段なら共演者の方に「またどこかで会いましょう」とあいさつをして終えるのですが、花奈ちゃんには言葉にできそうにないです。すでにクランクアップしたときのことを考えただけで泣きそうになります…(笑)。

――本作の撮影を経て、成長したと感じることは何でしょうか?

一ノ瀬:これまで自分の精神年齢が高くないこともあり、子どもとの接し方が分からなかったんです。しかし、子煩悩な父親役を演じるにあたって、距離を縮めるための工夫をするようになりました。例えば、以前親戚のおばさんの影響でバルーンアートをやっていたのを思い出し、改めて練習をしました。最初は簡単な犬などを作っていたのですが、だんだん難しいものにも挑戦するようになり、家で大きな作品を作るように。それを現場に持って行って花奈ちゃんにプレゼントしたりしましたね。

 また、練習期間中に近所の保育園に作品を持って行ったところ、子どもたちがすごく喜んでくれたんです。バルーンアートのクオリティが上がるごとに、子どもたちの反応も変わっていくのが面白かったです。

――虎朗は詩穂が専業主婦でいることをOKしたと思いますか?

一ノ瀬:自分の中で、「詩穂みたいな人と結婚したい」と感じるくらい、理想の女性像になりました。ただ、それは専業主婦だからという理由ではなく、虎朗としても「彼女が望むなら、その意思を尊重したい」という考え方なんだと思います。もし詩穂が働きたいと言うなら、それを応援する。大切なのは“思いやり”ですね。お互いの幸せを大事にすることが一番だと感じます。

――どんな方にこの作品を見てほしいですか?

一ノ瀬:このドラマでは、専業主婦の大変さだけでなく、働く虎朗の昼間の苦労も描かれます。いろんな方に、新たな視点を持ってもらえる作品になっているのではないでしょうか。自分自身、ジムに内弟子として入り、さまざまな経験をしたことで“思いやり”の大切さを痛感しました。家庭でも職場でも、お互いに思いやりを持てば、助け合えるはずです。実際、従兄弟夫妻が家事について揉めている姿を見かけたとき、「やっぱり思いやりが大事だな」と改めて感じました。この作品を通じて、そういった問題が少しでも解決するきっかけになればうれしいです。

 ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』は、TBS系にて毎週火曜22時放送。

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