野沢雅子、丸の内TOEIで“最後のかめはめ波”放つも閉館に反対「おかしいですよ。こんな良い劇場を」

声優の野沢雅子が9日、東京・丸の内TOEIで開催された「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトの映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』舞台あいさつに出席。同劇場の閉館に反対の姿勢を貫いた。
【写真】丸の内TOEI閉館反対を熱く語った野沢雅子
「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトは、5月9日から7月27日までの期間、数々の特集上映を行う丸の内TOEIのイベント。この日は、2022年6月11日に劇場公開された『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』上映に伴い、孫悟空、孫悟飯、孫悟天役の野沢が登壇した。
「ドラゴンボール」ファンの集まった会場で、大きな拍手に迎えられ登場した野沢。「おっすオラ悟空!」「僕、悟飯です。皆さんとご一緒できて嬉しいです」「僕も嬉しいよ」と悟空・悟飯・悟天の声を立て続けに生披露すると、ファンからは歓声が巻き起こった。
7月27日で65年間の歴史に幕を下ろす丸の内TOEI。閉館への思いを聞かれた野沢は「どうしてこれを壊すんですか。誰が決めたんですか」と不満を隠さず。司会から「『さよなら 丸の内TOEI』ということでお呼びしてるんですけど」と言われても「さよならってそういうさよならじゃないです。おかしいですよ。こんな良い劇場を」と納得していない様子で、「そう思いますよね」と客席に呼びかけて拍手を浴びると「ほら、皆さんそうですよ」と訴えた。
東映スタッフまで手を叩いていたのを司会が見つけると、野沢は「なんで終わらせるんですか」と重ねて主張。記者に向けても「(記事にして閉館を)やめさせてください」と呼びかけた。
「ドラゴンボール」の印象的な場面や思い出を語った後、司会からのリクエストで丸の内TOEI“最後のかめはめ波”を披露。イベントを終始盛り上げた野沢だったが、最後に一言を求められると「『全然、納得していません』。これが一言です」ときっぱり。丸の内TOEI閉館反対の姿勢を貫いていた。