韓国で異例の大ヒット！『最後のピクニック』公開決定 60年ぶりに帰郷した主人公と親友の友情と選んだ道とは
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韓国で芸術・独立映画の歴代ヒット記録を更新した映画『PICNIC（英題）』が、邦題を『最後のピクニック』として9月12日より公開されることが決定。日本版予告編とビジュアルが解禁された。
【動画】「また、会おうね。」2人が決めた答えとは――？ 『最後のピクニック』予告編
本作は、2024年、韓国で全世代の心をつかみ、5年ぶりに芸術・独立映画の歴代ヒット記録を更新して35万人を動員したヒューマンドラマ。
大都会・ソウルに暮らすウンシムは、60年ぶりに“宝島”と呼ばれる故郷・南海（ナメ）へと帰り、親友のグムスンの元へ身を寄せる。そこでウンシムは、かつて彼女に恋をしていたテホと再会、忘れていた記憶を一つ一つ思い出し、懐かしさに心を躍らせる。だが、ウンシムが長年この地を離れていたのには理由があった。彼女の未来を決定的に変えてしまった16歳の頃の出来事と、波乱に満ちた人生が明かされていく。そして、互いの“今の真実”を知ったウンシムとグムスンは“最後のピクニック”に出かけ、「生まれ変わってもあなたの友達になる」と誓う──。
主人公ウンシムを演じるのは、日本でも多部未華子と倍賞美津子の共演でリメイクされた大ヒット作『怪しい彼女』などのナ・ムニ。ウンシムの親友グムスンを演じるのは、「イカゲーム」や『マリムさんをお願い』などのキム・ヨンオク。実生活でも長年の友人同士だという往年の二大俳優が魅せる、哀しみは半分に、喜びは何倍にも大きくしてくれる“友情”の素晴らしさが、観る者の笑顔や感動を誘う。
そのほか、『チャンス商会 ～初恋を探して～』などの名優パク・クニョンが、かつてウンシムに恋をし、南海の場所に根を張り生き続けてきたテホを好演。ウンシムの故郷である、韓国南部にある海沿いの町・南海の美しい景色の数々も本作の大きな見どころのひとつだ。
監督は『怪談晩餐』のキム・ヨンギュン。オリジナル・サウンドトラックには、K-POP界のトップに立ち、歌手ブランド評価でもBTSを抑えて1位に輝くなど、圧倒的な歌唱力で絶大な人気を誇るイム・ヨンウンが自身の楽曲「Grain of Sand」を提供。本作のクライマックスで流れるこの曲のMVはYouTubeで視聴数を伸ばし続け、3900万ビューを超えた（6月30日時点）。
日本版予告編は、16歳の頃のことを夢で見ていたウンシムが昼寝から覚める場面から始まる。ソウルで息子家族と暮らす彼女のもとに、当時からの親友・グムスンが訪ねてきた。昔と変わらず名コンビぶりを見せるふたりは、ある出来事をきっかけに南海へと帰郷。ウンシムにとっては60年振りの故郷だった。かつて彼女に想いを寄せていたテホも交えて昔を懐かしみ、3人は和気あいあいとした日々を過ごす。
しかし、ウンシムがここに帰ってきたのにはある理由があった。映像では、ウンシムが自分の手をじっと見つめ、ある衝撃的な宣告を受ける場面なども収め、ウンシムもグムスンもそれぞれに孤独や問題を抱えていることを匂わせる。それでもいつも笑顔で声をかけ合ってきたふたりは、お互いの今を知り、とびきりのオシャレをして美しい花が咲き誇る草原へとピクニックに出かける。最後はそんな2人の背中に、「二人が決めた答えを、あなたはどう思いますか？」という意味深な問いが重なって締めくくられる。
ビジュアルは、ピクニックに出かけたウンシムとグムスンが、しっかりと手をつなぎ凛と立つ背中を大きく捉えたもの。上には「また、会おうね。」というふたりの思いを代弁するようなキャッチコピーが添えられている。
映画『最後のピクニック』は9月12日より全国公開。
