ミッキー100周年に向けたグローバルキャンペーン仕掛け人が想いを語る! キンプリとのコラボに「とても誇らしい」
――ミッキーの魅力を伝える工夫は時代とともに変化してきましたか?
ペノイヤー氏:重要なことは、ミッキーの本質や性格は決して変わっていないということです。私たちは、ウォルトが生み出したすべての作品を何度も繰り返し研究しているわけですが、根底にあるミッキーの性格はずっと変わっていません。ミッキーは前向きでポジティブなエンターテイナー。純粋な心の持ち主でいて、常に誠実で友だち思い。正義感が強く勇敢で、冒険好きな姿は見る人に勇気を与えてくれるような魅力があり、これが変わることはありません。一方で、彼の服装や振る舞いは、これまで時代に合わせて今後も変化していくと思います。これまでもあらゆる世代がミッキーとのつながりや彼の存在を身近に感じてもらえたのは、様々な形でファンの皆さまにミッキーをお届けしてこれたからだと思います。例えば過去10年間でソーシャルメディアが発展し、私たちも新たなプラットフォームを使い、Z世代やさらに若い世代の皆さまと出会える場を生み出してきました。昨今はミッキーの魅力を知ってもらうのにTikTokを活用したり、まさに今日から東京・渋谷をミッキーと仲間たちが彩るイベントが多数展開されますが、常に多様で新しいタッチポイントを通じてミッキーの新たな魅力を知っていただけたら本当に嬉しいですね。
――日本では、King & Prince とミッキーのスペシャルコラボレーションが大変話題です。
ペノイヤー氏:ウォルト・ディズニー・ジャパンのチームと連携して素晴らしいアーティスト、King & Princeとのコラボレーションが遂に実現し、新テーマソング「What We Got ~奇跡はきみと~」を手掛けることができました。彼らはアーティストとして素晴らしい実績と評判があることを知り、ミッキーに新鮮な視点をもたらしてくれると確信していました。そして、何よりもまず彼ら自身がミッキーのファンでいてくれたことも嬉しく思いました。日本の若い世代の方たちに「ミッキー&フレンズ」の新たな一面を知ってもらうためにKing & Princeとコラボレーションをさせていただくことができ、とても誇らしく思います。実は、数年前から音楽をひとつの重要な軸にしたマーケティング戦略をスタートさせ、世界規模で様々な音楽ジャンルを探求してきました。最初はローファイ・ヒップホップから始め、アルバムを2枚リリースしました。そして昨年、『ミッキー・パンク』というプロジェクトも展開し、日本でも『ミッキー・パンク』というタイトルで、パンクミュージックのジャンルにも挑戦しました。「What We Got ~奇跡はきみと~」はまさに「ミッキー&フレンズ」最大級の新たな展開と言えると思います。
スペシャル番組『King & Prince:What We Got ~奇跡はきみと~』(ディズニープラス)ビジュアル (C)2025 Disney
――日本のミッキー&フレンズ ファンへメッセージをお願いします。
ペノイヤー氏:あらゆる世代のゲストが、ポップカルチャーの発信地である渋谷や日常の中に現れたミッキーに反応してくれているのを見られることがとても嬉しいです。私たちにとって大切なことは、どうやったら日本のファンのみなさんから共感してもらえるか、ということです。今はまだお話しできませんが、2028年に迎えるミッキーのスクリーンデビュー100周年に向けてたくさんの楽しい企画を用意しています。ウォルト・ディズニー・カンパニーでは、長く愛されるキャラクターたちの物語をゲストの皆さまと祝うため、日々アイデアを練っています。きっと素晴らしいお祝いになると思いますので、ぜひ期待していてください!