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『国宝』がアカデミー賞2部門でショートリスト入り オスカー受賞に一歩近づく トム・クルーズの応援も話題に

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映画『国宝』が米アカデミー賞ショートリスト入り
映画『国宝』が米アカデミー賞ショートリスト入り(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

 李相日監督、吉沢亮主演の映画『国宝』が、来年3月に開催される米アカデミー賞において、国際長編映画賞およびメイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門でショートリスト入りを果たし、オスカー受賞の名誉に一歩近づいた。

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 映画芸術科学アカデミーが主催するアカデミー賞は、エントリー作品をもとに、アカデミー会員による投票で選ばれるが、ショートリストとは、数多ある候補作を部門ごとに10~20作品程度に絞り込んだものを指し、この中から正式ノミネート作品が選出される。

 吉田修一の同名小説を実写化した『国宝』は、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生をささげる主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記。李相日監督がメガホンをとり、奥寺佐渡子が脚本を手掛ける。アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に選ばれており、11月にはハリウッドとニューヨークで上映キャンペーンが行われ、吉沢亮と李監督が駆け付けた。

 現地時間12月11日には、米ロサンゼルスのカルバーシアターにて、トム・クルーズが特別上映会を主催したことも話題に。アカデミー会員で満員の会場に向けて、「劇場の大画面で見るべき作品だ」と自ら熱く紹介したことも注目を集めた。

 トムは、「渡辺謙ほか、本作に出演する俳優は一人残らず際立っています。彼らは役作りのために18ヵ月間かけて訓練しました。日本の若手俳優が、非常に優れた演技を見せている」と絶賛。会場は水を打ったように静まり返り、トムの話に耳を傾けていたという。

 Dedlineによると、『ラスト サムライ』で共演した渡辺謙がトムに同作を紹介。ショートリスト選出の投票期限が迫っていたため、映画を鑑賞したトムがすぐに特別上映会の司会を申し出てくれたそうだ。

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