宮崎美子主演『介護スナックベルサイユ』連ドラ化! 杢代和人も出演決定
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■宮崎美子
――今年3月の特別企画が連続ドラマに! そして今作では主演を演じます。まりえさんに変化はありますか?
「介護スナックベルサイユみたいな場所があったら元気になれるよね」など3月の放送後にいろんな声をいただいて、関心をもって下さる方が大勢いらっしゃいました。連続ドラマ化されてじっくりと描かれるのが楽しみです。主演を演じること自体は、そんなに意識はしていません。でも今回はちょっとバージョンアップしているんです。前作は、高齢者の皆さんにとって懐かしいと感じるような昭和の雰囲気を残したスナックをお借りして撮影しました。温かみが感じられるお店でしたが、今回はもうちょっとキラキラッとしているらしくて! まりえさんの衣装もグーンと華やかになると聞いていますので、そんなところも楽しんでいただければと思います。
――「介護スナック」とはどんな空間で、どんな魅力があるのでしょうか?
「介護」を掲げているスナックは実際にあり、介護士の資格をもったスタッフがお客さまのお手伝いをするそうです。ベルサイユも同様で、介護の場としていろんな目配りをしています。ベルサイユに行けば友達にも会えるし、頑張ってお店に行こうと思えるだけで、高齢者の方も元気になれると思います。まさに安心して楽しめて、元気になって帰っていただける場所ですね。ご家族にとっても、大事な場所になると思います。
――「介護スナックベルサイユ」に客として訪れるとしたら、どんな願いを叶えたいですか?
最期に会いたい人は? とか最期に食べたいものは何か? などいろいろ浮かんできて、決められないんですよね。でもね、小さい頃に両親に連れて行ってもらったレストランのハンバーグが食べたいかな。「新世界グリル」という店なんですけどね。子供にとってハンバーグって、夢のようでしたから。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
ドラマをご覧になりながら、「自分だったらどんな人に会ってどんな話をしたいかな?」というふうに落とし込んでいただけると、味わい深いのではないかと思います。結局それは、自分が一番大事にしているものが何かということに繋がるので、そういうことを自然に考える時間、ひとときになればいいなと思っています。
■杢代和人
――オファーを受けた時の気持ちを教えて下さい。
夢のようなスナックだなと。僕は21歳ですが、こういう場所があったら本当に楽しいだろうなと思いました。出演が決まった時はとても嬉しかったです。僕が出演することで、同世代の方々にこの作品を届けられるように頑張りたいなと思いました。
――神代大輝は、どんな役どころ?
ごく普通の大学生ですが、お金のトラブルを抱えてしまい、普段しないようなアルバイトに手を出してしまいます。台本を読んだ時は僕もびっくりしたのですが、知らず知らずのうちに巻き込まれてしまい、気づいたら大ごとになっていたというのは実際にあり得ることだなと思って。いまどきの若者像もリアルにお伝えしたいと思っています。
――宮崎さんと初共演! どんなお気持ちですか?
宮崎さんは、僕が小さい頃からテレビで拝見していた方なので、まさか共演させていただけるとは思ってもみませんでした。今回は宮崎さんとご一緒のシーンも多いので、いろいろ学ばせていただき、しっかり吸収して自分の演技に反映したいと思っています。
――「介護スナックベルサイユ」に客として訪れるとしたら、どんな願いを叶えたいですか?
もう会えない人と会いたいと思います。僕は中学生のころから芸能活動を始めたのですが、忙しくなって毎年帰省できなくなった矢先に、祖母が亡くなって…。もし会えるならもう一回祖母に会って、大きくなったよということを伝えたいと思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
「介護スナックベルサイユ」は、心温まる場所だと思っています。人生の最期に誰に会いたいか、そしてその人とどんな会話を交わすのかという物語は、僕の同世代をはじめ、年齢に関係なく感じるものがあると思います。このドラマを通して、人生を振り返ることの大切さや人と人との繋がりを大事にしながら日々をしっかり生きていくことの大切さを伝えていきたいと思っています。