宮崎美子主演『介護スナックベルサイユ』連ドラ化! 杢代和人も出演決定
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■プロデューサーコメント
東海テレビ 河角直樹
“最期に会いたい人”と会い、“人生の真実”を知ることのできる場所。「介護スナックベルサイユ」が再び開店です。魔法のワインに誘われた悲喜こもごものヒューマン・ファンタジーの制作に、再び携われることを大変嬉しく思います。連続ドラマとなることでより多くの人物が訪れ、そこで繰り広げられる様々な人生模様には、視聴者の皆様が身近に感じ、過去の経験と重なるようなこともきっとあると思います。そして、一人一人の人生がこめられた“最後の晩餐”に舌鼓を打って頂ければ幸いです。
制作にあたってデイサービスなど介護施設を取材すると、それぞれの人に即した様々な介護の形がありました。そこにはカジノやパチンコのような、およそ介護のイメージとは異なる施策まであります。介護を介護と感じさせず、より充実した日々を送って欲しいと工夫を重ねる施設の方々の努力には、頭が下がる思いでした。
ドラマ自体はファンタジーでも、ベースに流れる感情には、介護の現場で働く皆様のリアリティをしっかり反映させていこうと思います。
私自身も同年代の友人と飲むと、身内の介護と自らの病気の話題ばかりの歳となりました(だったら飲むなという話ですが)。そんな生活の実感をこめて、「最期まで前向きに歳をとろう!」という思いを、ドラマを通じて視聴者の皆様と共有できれば幸いです。
東海テレビ 鵜澤龍臣
スナックという空間は魔法を持っています。肩書きや年齢を超えて人が集い、語って、泣いて、笑って、気がつけば心が軽くなる。そこに“介護”というテーマが重なることで、「老い」を「怖いもの」ではなく、「人生を生き抜いてきた証」と思ってほしい…。ベルサイユのスタッフたちは、そんな思いで、お客様をおもてなししていきます。
このドラマはお年寄りの「最期に会いたい人」と「思い出の料理」に寄り添いながら、きれい事だけで収まらない人間模様を描く、完全オリジナルのファンタジー。ドラマの中では、お客様の過ごした店でのひとときが、現実なのか幻想だったのかはわかりません。ただ一つ言えることは、誰もが晴れやかな顔で店を後にしていくということ。“人生100年時代”、家族や自分自身のこととして、誰もが向き合うこととなる、「介護」や「終末期医療」について、あらゆる世代の皆さんが、考えるきっかけになるように。さらに、年齢を重ねていくことそのものにも希望を感じてもらえるようなドラマに、少しでも近づけられればと思っています。