川床明日香主演『うるさいこの音の全部』、もう一つの物語の主人公に森田想 細田善彦、美山加恋らの出演も決定!
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■帆奈美役:中井友望
相手の求める自分、自分がなりたい自分、そこにどうにか追いつこうとする自分。人と居ても、ひとりで居ても、どうしたって何かにとらわれてしまう。でも結局その何かってなに? わたし自身そんなことを多く考える人生でした。そして、これからもきっとそうだと思います。原作、脚本を読みながら、そういうくるしさを消化する方法もやっぱりまた、表現でしかないのかな、と絶望でもありとんでもない希望のようなものを感じました。
撮影はこれからですが、そんな物語に関わらせていただけることを嬉しく思います。
■長井朝陽 母役:久保田磨希
登場人物の感情のヒダがとても生々しく、そしてリアルで、けれどどれもが特別な事ではなくすべての登場人物に感情移入をしながら原作や台本を読みました。
主人公の長井朝陽のちょっと歪んだ考え癖は、母親との関係性から出来上がったものが大きいのではないかと思っています。
娘のことを愛していないわけではないけれど、とても無神経な母親、デリカシーのない人物というのを意識して演じようと思っています。
すべての人が自分の人生の主人公になりたい、けれどどの人も誰かの脇役であるということを見せてくれる映画だと思います。
私自身はどの立場か。
見てくださったあなたはどの立場でしょうか? 是非、劇場にその感情を体験しにいらしてください。
■サキヨ役:入来茉里
台本を読みながら、あーわかるなぁ…と、途中でふと自分のことを考える時間があったくらいの共感度でした。
人間関係における複雑で繊細な表現にどきどきして、読み進めるのが怖い瞬間も。でもそれと同時に、現場ではこの世界観に溶け込めるリアルなお芝居がしたいなと撮影に向けての思いも込み上げました。今は現場に行くのがとても楽しみです。
■マネージャー木村役:相馬理
私は今回主人公・朝陽が働くゲームセンター「PAL」のエリアマネージャーの木村を演じます。
台本を初めて読んだとき、主人公が周囲からの見られ方に悩み、葛藤していく姿にサラリーマンとして働いていた頃の自分を思い出してとても共感しました。
そして、加藤慶吾監督とは久しぶりの再会となり、またご一緒できることを本当に嬉しく思っています。
この作品がどんな映像になるのか僕自身もとても楽しみにしていますので、是非たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!