マイケル・J・フォックス、『BTTF』降板のエリック・ストルツと40年後に再会「ライバルでも敵でもない」ことを確認

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ・マクフライ役で知られるマイケル・J・フォックス。エリック・ストルツの降板を受け、同役に起用された経緯があるが、リキャストから40年後にエリックと再会し、「敵でもライバルでもない」と確認できたそうだ。
【写真】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』40周年イベントにレア登場したマイケル・J・フォックス
Varietyによると、マイケルは10月14日に発売された新しい自伝『Future Boy(原題)』の中で、映画の公開から40年経ってから、エリックに手紙を書き、会いたいと頼んだと告白。実際に会ってみると、「すぐに、お互いの仕事や家族、そしてもちろん、時空連続体における自分たちの旅について、気軽に話を始めた」そうだ。
「僕らは即座に、お互いに問題がないことを確認。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で起きたことのせいで、敵同士や、宿命的なライバル関係にはなっていない。2人の献身的な俳優であり、同じ役に同じだけエネルギーを注いだだけだ。ほかの事は関係ない。マーティーの他にも、共通点が沢山あるとわかった」と書かれているそうだ。
これまでの報道によると、マイケルは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』において、ロバート・ゼメキス監督の第一候補だったものの、NBCのシットコム『ファミリー・タイズ』に出演していたために見送られ、代わりにエリックを起用。しかしエリックは役に会わないと判断した製作陣が、撮影開始から6週経っていたにも関わらず、エリックを降板させ、マイケルを起用したと伝えられる。
1985年に公開された同作は、世界で3億8110万ドルの興行収入を記録し、その年最大のヒット作に。1989年に『PART2』、1990年には『PART3』が公開され、同じく大ヒットを記録。マイケルも映画スターへと飛躍を遂げた。
なおマイケルとエリックは、この再会以来連絡を取り合い、似た考えを持つ俳優、父親として、「最近観て気に入った映画や、子ども達との冒険、時には政治について、やり取りをしている」そうだ。「彼のメールはウィットに富んでいて、読むのが楽しい。そして僕らの未来の良い部分は、過去から生まれるのかもしれないと、思い出させてくれる」と綴っているそうだ。