親友ロビンの弟役で奇跡の復活！ ミゲル・モラ、『ブラックフォン２』のオファーは「本当に驚いた」
映画
映画『ブラックフォン ２』が、11月21日から日本公開される。少年フィニー（メイソン・テムズ）が、地下室の断線した黒電話を通して届く「死者からのメッセージ」と、妹グウェン（マデリーン・マックグロウ）の予知夢の力に助けられ、生還を果たすまでの出来事が描かれた前作。この物語の重要人物の1人であり、ケンカが強く、生前から死後に至るまでフィニーに勇気を与え続けた親友のロビン役を俳優ミゲル・モラが演じたが、本作ではロビンの実弟アーネストという新たな役柄で再登場を果たすという運命的キャスティングが実現した。そんな本作から、今回、ミゲル・モラが自ら4年前に起きた悪夢との連鎖を紹介する特別映像が公開。フィニーに地獄に葬られたグラバーが、死後の世界から黒電話を通して兄妹に「怨念のメッセージ」で襲いかかる本作。前作でフィニーを救ったロビンの魂は、ミゲル・モラによってどのようにアーネストへ受け継がれるのか。グラバーの復讐劇に立ち向かう彼らのドラマを一層熱くする、必見の映像となっている。
【動画】親友ロビン役ミゲル・モラ、弟役で運命的復活！ 映画『ブラックフォン2』特別映像
映像で、ミゲルが「『ブラックフォン ２』は恐ろしい話だ」と切り出すと、死者となりおぞましさを増したグラバーの邪悪な姿が次々に映し出される。
ミゲルが演じるアーネストはグウェンの同級生で、おとなしい性格だが、「登場人物は皆、暗い過去を抱えてる。前作でアーネストは兄のロビンを失い、今作でグラバーと対峙（たいじ）する。兄を殺した奴さ」と語るように、アーネストもまた、兄ロビンをグラバーによって誘拐され惨殺されている。
フィニーや監禁後、殺害された少年たちの居場所を匿名の人物が予知夢で突き止めた話を警察で聞いて、穏やかに「それは君だろ？」とグウェンに自分の推理が正しいことを確かめる。
そして、4年前の内気な少年だったフィニーと正義感に満ちたロビンが交互に映し出されると、ミゲルは「ロビンは親友を守るいい奴だった。今度はアーネストがグウェンを守る番だ」と4年前の事件が今につながっていることを話す。
そして「これは恐怖のジェットコースターで、観客全員メチャクチャにビビらせたい」と不敵にほほ笑む。
未だ過去の苦しみから抜け出せずにいる彼ら青年たち、そこへ襲い来るグラバーの4年越しの怨念と、徐々に明らかになるおぞましい真実を、観客は再び絶望の淵から覗くことになるだろう。
前作の物語のキーマンであったロビンは製作陣にとっても重要な登場人物であり、脚本・製作の C・ロバート・カーギルは「ロビンを戻したかったけど、明らかに無理があるだろう」と一度は断念したことを明かしている。
しかし、スコット・デリクソン監督の「ミゲルにロビンの弟を演じさせたらどうだ？」というアイデアが「完璧にハマった」らしく、ミゲル再出演が実現に至った経緯を話す。
前作でロビンが命を落としたことから、続編への再登場はミゲル自身にとっても予想外のオファーであり、「前作でキャラクターが死んだから、もうこの映画に戻ることはないと思っていた。続編があることも知らなかった。スコットからロビンの弟役をやってほしいと聞いたときは、本当に驚いたしワクワクしたよ」と、出演が決定した当時を振り返る。
デリクソン監督はミゲルの起用について、彼本人の4年間の役者としての成長過程にあることを強調した。「ミゲルを使うのは、ロビンに似ているからじゃなくて、彼がどれだけ役者として成長したかを見たかったんだ。アーネストを演じるミゲルを見たら、ほとんどの人は前作のロビン役だとは思わないだろう。とにかく見事に別人として演じ切った」と、ケンカ強くて怖いもの知らずの兄とは違い、本作では控えめで眼鏡をかけた優等生を見事に演じ分けたミゲルを絶賛した。
当初、ミゲルは弟も兄のようにタフで予測不能な人物像を思い描いていたという。脚本を読んだら、ページごとに引き込まれたよ。前作より怖く、でも笑いもあり、ロマンスもあり、感情的にも深い」と語る。そして、「ロビンの面影がどれだけアーネストに残っているか感じて欲しい。ロビンのブレない自信は、今アーネストの中にあるんだ」と、ロビンの魂が息づいていることを明かした。ロビンの死が描かれた惨劇から4年後、17歳のフィニーと15歳のグウェン兄妹が、死者グラバーに立ち向かう本作で、兄ロビンの「魂」を受け継いだ弟アーネストもまた、物語をどのようなレイヤーを加えるのか？ ミゲル・モラ演じるアーネストの活躍は大きな見所のひとつとなっている。
映画『ブラックフォン ２』は、11月21日より公開。
