『トイ・ストーリー5』映像初解禁! おもちゃたちの新ライバル“タブレット”が登場
関連 :
2025年夏に劇場公開される「トイ・ストーリー」シリーズ最新作『トイ・ストーリー5』より、おもちゃたちの新ライバル“タブレット”が登場する最新映像とポスターが世界で初解禁された。
【動画】おもちゃの時代は…もう終わり? 『トイ・ストーリー5』日本語字幕入り映像
世界初の長編フルCGアニメーションとして誕生した『トイ・ストーリー』(1995)。30年を迎えたシリーズ最新作では、おもちゃたちの前に新しいライバル、“タブレット”が登場する。子どもの日常にテクノロジーが溶け込む今、“おもちゃ”の本当の役割って…?
今回解禁された最新映像は、子ども部屋に届けられた箱を前に、おもちゃたちが不安そうにしている姿から始まる。レックスとスリンキー・ドッグはブルブル震え、フォーキーとカレン・ビバリーは目を覆い指の隙間から覗き、ミスター・ポテトヘッドは恐ろしいモノを見たかのようにすかさずミセス・ポテトヘッドの目を剥ぎ取り、ジェシーとブルズアイは怯えきった表情を浮かべている。
それはまるで、30年前に『トイ・ストーリー』の冒頭で描かれた、アンディの一番のお気に入りのカウボーイ人形・ウッディをはじめとするおもちゃたちがいる子ども部屋へ、バズ・ライトイヤーが誕生日プレゼントとして届き、おもちゃたちが恐怖するシーンを思い出させる。
そして、「おもちゃの時代は…もう終わり?」というコピーに続き、箱の中身が明らかに。それはおもちゃたちのライバルになるであろう、令和の子どもたちも夢中になっているタブレットだった。「やったー! うれしい! ありがとう!」と大興奮するボニーに、タブレットは「こんにちは!わたしはリリーパッド。一緒にあそぼう!」と、とびきり明るい声で話しかける。
映像のラストには、ウッディとバズ・ライトイヤーが登場し、2人がリリーパッドという最新のテクノロジーに怯え、震えながら抱き合うというコミカルな姿で幕を閉じる。
監督・脚本を務めるのは「トイ・ストーリー」シリーズのすべてを手掛けたアンドリュー・スタントン。ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであり、自身も1作目からシリーズに関わり続けているピート・ドクターは「彼はトイ・ストーリーのすべての映画で脚本を書いている天才です」と友人でもあるスタントン監督を評している。
スタントン監督がシリーズを通して語ってきたテーマは、「おもちゃは子供たちのためにあるものだ」。劇中で描かれるウッディとバズは対立する事も多いが、「おもちゃにとって一番大切なことは、“子供のそばにいること”」だと信じている姿が描かれてきた。
しかしテクノロジーがあふれ、子供たちが電子機器に夢中になっている今の時代において“おもちゃ”の本当の役割とは何なのか?スタントン監督は「『トイ・ストーリー5』で、おもちゃたちはとても大変な状況に直面することになります。今の子供たちは電子機器に夢中。おもちゃはかないません。テクノロジーがどこにでもある今の時代、おもちゃには、携帯、タブレットなど、強力なライバルがいるのです」と説明。
一方ピートは本作のテーマの一つが、「トイ・ミーツ・テクノロジー(Toy Meets Tech)」だと語り、「いまウッディはボーと一緒に迷子のおもちゃたちを助けるために働いているし、バズとジェシーはボニーの部屋のリーダーで彼らは別々の所にいる。でもリリーパッドの登場で“本当に子供に必要な事”について、おもちゃたちは対立するんだ。ウッディは助けを求められて戻ってくるんだけど、ウッディとバズは意見がいつも合うわけじゃない。これ以上ネタバレしたくないから、ここからの展開は言わないでおくね!」と、最新作の概要を自信たっぷりに明かしている。
アニメ映画『トイ・ストーリー5』は、2026年夏に全国劇場公開。

