マイルズ・テラー、主演した『ファンタスティック・フォー』失敗はたった一人が原因
2015年に公開され、興行的にも批評的にも散々な結果となった映画『ファンタスティック・フォー』。同作でミスター・ファンタスティックを演じたマイルズ・テラーが、失敗の原因は「ある重要人物」と明かした。
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マイルズはSiriusXMの番組『Radio Andy』のインタビューで、「最初に観た時、スタジオトップの1人に『まずいことになりそうだ』と話したことを覚えています」とコメント。「大勢が賢明に取り組んだので、残念なことです。正直に言うと、ある重要人物が全てを台無しにしたのだと思う」と話し、名指しこそ避けたものの、失敗の責任はたった一人にあると指摘した。
マイルズとケイト・マーラ、マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・ベルが主演を務めた『ファンタスティック・フォー』は、公開当時、批評家から酷評されたうえ、1億2000万ドルの製作費に対し、わずか1億6700万ドルという興行収入に終わった。シリーズ展開が期待されていたものの、計画は白紙に。主演の4人がスーパーヒーローとしてブレイクを果たすこともなかった。その陰にはジョシュ・トランク監督がキャスティングの時点から不満を抱いていたことや、彼と脚本家のジェレミー・スレイターやキャスト、スタジオとの衝突が伝えられている。
なお、本作以来、スーパーヒーロー映画と距離を置いているマイルズは、若手俳優として同ジャンルに出演すべきというプレッシャーがあったことも告白。
「当時の若手俳優として、『主演俳優として成功したいなら、スーパーヒーロー映画の流れに乗らなければ』という感じで、僕らにとってはチャンスだった」と振り返り、「キャスティングは本当に素晴らしかったと思う。共演者たちは皆大好きだ」と語っている。

