吉田鋼太郎主演、石原さとみ、藤原竜也ら共演! 長塚圭史演出『リア王』26年5月より上演
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■演出:長塚圭史
シェイクスピアの『リア王』の演出依頼を受けてから、次々と同作が上演されます。
なぜ今ブームなのかしらと考えることはやめて、こんなに次々同じ作品ばかり上演されるとやりにくいじゃないかと愚痴をこぼすこともやめて、それから蜷川幸雄さんの輝かしい歴史を抱いた彩の国さいたま芸術劇場のシェイクスピア・シリーズを演出するという重圧を払い除けようとジタバタすることもやめて、400年以上愛され続けるこの悲劇にリア王を演じる稀代のシェイクスピア俳優・吉田鋼太郎さんを始めとするキャスト・スタッフと共にどっぷり浸かろうと思います。巨大な物語に挑む慄きはありますが、ひどく楽しみでもあるのです。劇場でお待ちしております。
■リア王役:吉田鋼太郎
今回、演出を長塚圭史氏に依頼しました。彼は僕が最大限の敬意を払っている演出家、劇作家であり、何度か一緒に芝居を創って来た盟友でもあります。
蜷川さんから受け継いでいるこのシェイクスピア・シリーズに、全く異種の、新しい風を吹き込ませてみたい。少しだけ風通しを良くしたい。演出という作業から一旦離れてリア王という大役に心血を注ぎたい。そう思いました。その為に敬愛する長塚氏に演出をお願いすると共に、これまでのこのシリーズの系譜にはなかった俳優の方々にも集まっていただきました。キャストを見れば、まるで下北沢の劇場の公演のようでもあります。勿論、いずれ劣らぬ猛者ばかりです。
加えて、このシリーズで堂々主役を演じて来た2人のスター、藤原竜也、石原さとみ。果たしてどのような世界が立ち上がるのか。胸の高鳴りは最高潮です。ボクにとっても久しぶりのタイトルロール、今から武者震いが止まりません。どうぞ、ご期待下さい!
■ゴネリル役:石原さとみ
舞台『リア王』は、私にとって二人目の産後復帰となる大切な作品です。妊娠出産を経て、二人の子どもを育てながら舞台に立ち続けられるのかという不安もありますが、お話をいただいた当初のワクワクは今も変わりません。
ゴネリルを演じられる喜びは大きく、新たな挑戦の機会をくださった吉田鋼太郎さん、長塚圭史さんに深く感謝しています。家族や友人、出演者やスタッフの皆様の支えをいただきながら、大千穐楽まで無事故で走り抜けられるよう精一杯務めます。

