北川景子主演『ナイトフラワー』、北川の笑顔と涙のクランクアップを収めたメイキング映像解禁 “母の愛”を体現した圧巻のシーンも
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北川景子が主演する映画『ナイトフラワー』より、笑顔と涙のクランクアップを収めたメイキング映像が解禁された。
【動画】北川景子が思わず涙 『ナイトフラワー』メイキング映像
本作は、『ミッドナイトスワン』(2020)で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた内田英治監督が原案・脚本・監督を手掛けたヒューマン・サスペンス。借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、2人の子供の夢をかなえるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく姿を描く。
主人公・永島夏希を演じるのは北川景子。夏希のボディガードとして、彼女とシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵役には森田望智。共演にはSnow Manの佐久間大介、本作で俳優デビューを飾る人気バンド・SUPER BEAVERのボーカル、渋谷龍太。さらに、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研らが脇を固める。
本作は第38回東京国際映画祭(10月27日~11月5日)では、ガラ・セレクション部門に公式出品されたほか、韓国、台湾での配給も決定。さらに、すでに映画館に足を運んだ観客からは熱いコメントに加えて、リピート鑑賞を希望する声が多数寄せられ、ますます盛り上がりを見せている。
今回解禁されたメイキング映像は、1人で2人の子供を育てる夏希が、早口の関西弁で子供たちを急かし、自転車に乗せる朝のシーンから始まる。身なりなど構っていられないというように、ほぼすっぴんの北川がナチュラルな関西弁を繰り広げ、母親の忙しない朝の風景を描き出していく。
続くシーンでは、生活のために昼夜問わず働く夏希が、パート先の上司からネチネチとハラスメント発言を受け、ついに我慢の限界に。嫌味の矛先が子供たちに向いた瞬間、夏希の表情がスッと冷え、次の瞬間「うるさいねん!」と絶叫し、作業途中だった地球儀を力いっぱい投げつける。カットがかかると、思わず感情が高ぶってしまった北川が、「ごめんなさい…!」と我に返る場面も。子供を思う母親像を体現しながら、座長としての頼もしさも感じさせる圧巻のシーンとなっている。
そしてオールアップの瞬間を迎えると、感極まった子供たちが泣き出す中、実生活でも姉弟を育てる北川は、「夏希ほどではないですが私も日々追い立てられるように生活しているので、夏希には共感しやすかったです」と語った後、共演の森田を見つめながら「森田さんも半年も前から頑張ってくださって…」と続け、気付けば大量の涙があふれ出した。これには森田も「泣いちゃう! せっかく我慢してたのに!」と瞳を潤ませた。
本作のほか、ドラマ『あなたを奪ったその日から』、連続テレビ小説『ばけばけ』、映画『未来』など、これまでの北川の品行方正なイメージを覆す役柄への挑戦が続く。母親としての経験を積み、俳優としての存在感をさらに広げる彼女から今後も目が離せない。モラルや正論を超えて突き進む1人の母親の力強い生きざまと、その奥に息づく深い愛の物語を、ぜひスクリーンで味わってほしい。
映画『ナイトフラワー』は全国公開中。

