小室哲哉、映画『天と地と』の音楽制作を振り返る「僕で大丈夫かなと思うことは途中、たくさんありました」
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音楽プロデューサーの小室哲哉が11日、都内で開催された映画『天と地と』舞台あいさつ&「角川映画音楽祭」ラインナップ発表会に、野村宏伸、南佳孝、マリーン、藤井空と共に出席。『天と地と』の音楽制作を振り返った。
【写真】当時を懐かしむ小室哲哉&野村宏伸
「角川映画」の代表作の1本である映画『天と地と』のリバイバル上映に伴い、本作の音楽を担当し、主題歌を歌う小室と、出演の野村が、上映後の舞台あいさつに登壇。小室は「当時20代。(映画音楽については)まだ何も分かっていなかったから、言われるがままという感じでした」と笑顔で振り返る。
「時代が時代なので...」と前置きした小室は、今の技術では簡単にできることも当時はひとつひとつが大変だったと話し「尺が長くなる、短くなると変わるたび、音楽はそれによってテープを切ったり貼ったり、録り直したりというのが当たり前でした」としみじみ。
チームでの作業ではあったものの、楽曲制作は打ち込みで行っていたため、一人作業が多かった印象が強いとも話し「映像を観ながら弾くというのが一番やりやすいと思っていたけど、そうではなくて、頭の中でイメージしてという感じで。僕で大丈夫かなと思うことは途中、たくさんありました」と苦笑い。「もう1回やり直したいくらい。そういったポイントもたくさんあります」と微笑みながら付け加えていた。
当時だからこその苦労を尋ねられると「テクノロジーの話ですが、今だったら、簡単に部屋の大きさのエコー、リバーブが簡単に作れます。でも、当時は「一度作ったものを(会場を借りて)流して、クラシックの人たちがやるような音にするみたいな作業で作って。会場をガラガラでやるわけにもいかないので、僕のファンの方に来てもらって埋めてもらったりしていました(笑)」と手間もかかるが、それ以上に、スケールの違いが分かるエピソードを披露した。
『ぼくらの七日間戦争』の主題歌について小室は「角川春樹さんの血縁関係だったと思うのですが、TMNETWORK が好きなんだよねみたいにいっていただいて。で、主題歌、やりますか? みたいな感じでさらっと決まった記憶です」と回顧。
続けて「僕たちの現場に宮沢りえさんと菅原監督が表敬訪問しにきてくれて」と振り返り「きっと薬師丸ひろ子さんや原田知世さんみたいに育っていくんだろうなって思いました。主役の方というのもあって、光っていました。内容も痛快というのがピッタリのワクワクする作品だったので、楽しんで作らせてもらいました」と思い出を語った。
「角川映画映画祭」はBunkamura オーチャードホールにて8月9日に開催。
「角川映画祭」角川シネマ有楽町にて上映中、ほか順次上映。

