デヴィ夫人、「執事を平手打ちしたことはない!」と断言

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映画『大統領の執事の涙』公開直前イベントが13日に行われ、インドネシア・スカルノ元大統領夫人のデヴィ夫人と曾祖父がドミニカ共和国元大統領だったというユージが登場した。
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大統領夫人時代は数多くの執事と共に業務を執り行っていたというデヴィ夫人は「私のときは信頼できる執事長が仕切ってくれていましたね。晩餐会のときは、席順や料理を決めたり、大統領の身の回りのことは全て執事の仕事でした。軍服係や靴係というのもありましたね。執事長がいなかったら、大統領官邸が停止してしまうくらい、重要な役回りでした」と振り返った。
報道陣から「執事を怒ったことはありませんでしたか?」と、先日の「平手打ち騒動」を思わせる言及があったが、「そんなことはありませんでした」と即答し、「あなたたちはまたどうでもいい質問ばかりするんだから」とご立腹。自身のメルマガで都知事選に立候補していた田母神俊雄氏への投票を呼びかけ、警視庁からの警告を受けた件については、「警視庁から『ブログはいいけどメルマガは違う』と注意を受けましたが、知りませんでした。私は外国人なので」と冗談交じりに弁解をしていた。
生まれる前に曾祖父は亡くなっていたそうだが、祖父もドミニカ大使だったというユージは「お父さんが大学生のときにお母さんと出会ったんですけど、デートのときに困ったそうです。お父さんには運転手がついていたので、なかなか2人きりになれなかったみたいです」とセレブなエピソードを披露した。
最後に、デヴィ夫人は「この映画を観た直後、あまりに感動してしばし立ち上がれませんでした。非常に考えさせられる映画です。アメリカ奴隷制度についてとても勉強になりました。日本の方にはぜひ観ていただきたい」とアピール。ユージも「執事たちの仕草がかっこいい。マライア・キャリーなどのカメオ出演も見逃せません」と語っていた。
本作は、全米興行収入3週連続第1位の快挙を遂げ、オバマ大統領が「目に涙があふれた」とコメントした感動作。ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた一人の黒人執事の“知られざる”人生を描く。
映画『大統領の執事の涙』は2月15日(土)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー。