『HERO』チャン・イーモウ監督、サスペンス映画でハリウッドデビューか？
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『初恋のきた道』（00）高倉健主演の『単騎、千里を走る。』のドラマから『HERO』（03）や『LOVERS』（04）などの武侠アクション、『女と銃と荒野の麺屋』（11）のサスペンス・コメディまで、幅広いジャンルを手掛ける中国の巨匠チャン・イーモウ監督が、初のハリウッド映画を監督するかもしれない。
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The Hollywood Reporterによると、イーモウ監督がメガホンを取るべく交渉に入っているという作品は『The Parsifal Mosaic（原題）』。本作は「ジェイソン・ボーン」シリーズで知られるアメリカの作家ロバート・ラドラムが1982年に発表した長編小説『狂気のモザイク』の映画化。『ラッシュ／プライドと友情』（14）のロン・ハワードが仕事上のパートナー＝ブライアン・グレイザーと共に製作を手掛ける。
『狂気のモザイク』はCIA工作員がKGBの二重スパイで死んだはずの恋人をローマで目撃し、「パルジファル」という名前の二重スパイが鍵となる陰謀に挑むことになるストーリー。
本作は米ユニバーサル・ピクチャーズが手掛け、2009年当初、ハワード自らが監督すると伝えられており、『ウルフマン』（10）を手掛けたデヴィッド・セルフが脚本の初稿を担当した。今回、イーモウ監督が決まれば監督のもとで脚本に手を加える新たな脚本家捜しが始まるようだ。
米ユニバーサルはこの他にもジャスティン・リン監督のもと、ジェレミー・レナー主演『ボーン・レガシー』の続編の製作を決定している。
