TIFF・作品賞受賞監督が描く“オタクの愛と正義” 『ぼんとリンちゃん』今秋公開

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『ももいろそらを』で第24回東京国際映画祭(TIFF)“日本映画・ある視点”部門作品賞を受賞した小林啓一監督の最新作『ぼんとリンちゃん』が2014年初秋に公開されることがわかった。
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本作は、『ももいろそらを』で鮮烈な監督デビューを飾り、世界14カ国20におよぶ映画祭で絶賛された小林啓一監督が描く、“オタク”の愛と正義の物語。全編を通して、オタク的世界が存分に映し出されている。
地方都市に住む女子大生の四谷夏子(通称“ぼん”)と、彼女の幼馴染みでオタク友達でもある友田麟太郎(通称“リン)は、同棲中の彼氏から暴力を振るわれているという親友のみゆちゃん(通称“肉便器”)を連れ戻す「肉便器救出作戦」のために東京にやってきた。
ぼんとリンはネットゲームで知り合った会田直人(通称“べび”)に協力をあおぎ、肉便器の家に突撃。その姿はロールプレイングゲームの勇者や魔法使いのパーティを彷彿とさせ、リン曰く「ボス戦」に挑む。果たして、現実で起こる予想不能なこのミッションは成功するのか。
ボーイズラブの同人誌が大好きな女の子“ぼんちゃん”役は、女優やモデルとして幅広く活躍する佐倉絵麻、“ぼんちゃん”を「ねえさん」と慕うオタク男子“リンちゃん”役は、高杉真宙がフレッシュに演じる。
高杉は、現在放送中の「仮面ライダー鎧武」に龍玄・呉島光実役としても出演中で、ネクストブレイクとの呼び名も高い若手俳優の1人。オタク青年という役柄をどう演じているのかにも、注目してもらいたい。
『ぼんとリンちゃん』は2014年初秋から新宿シネマカリテほかで全国順次公開。