夏の新トレンド…自宅でプチ贅沢「おうちフローズン」で賢く節約

春夏のトレンドのひとつとして、生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研が「おうちフローズン」を提案している。
【関連】抹茶フローズン・コーヒーフローズンの写真を見る
2014年4月からの消費税増税にともなって、毎日の生活の中で節約を意識しはじめた人も多いといわれる。特に飲食の分野では、外食や外出を控えて、自宅で過ごす時間を大切にするなど“ウチナカ回帰”する人が増えているようだ。
そこで注目されているのが、自宅で「節約」自体を楽しみながら、贅沢な気分も味わえる方法。中でも、今年は「おうちフローズン」が流行の兆しを見せている。
商品ジャーナリストの北村森氏によると、「フローズンドリンクは、普段慣れ親しんでいる飲み物に『凍らせる』という要素を加えるだけで、見た目にも食感にも変化があらわれて“楽しさ”を実感しやすい飲み物。自宅でも手軽かつリーズナブルに、この夏、ちょっと贅沢な気持ちが味わえる『おうちフローズン』は、節約を楽しみたい現代の消費者にとって非常に魅力的に映るのです」と話す。
さらに北村氏は、「最近では、自宅でフローズンを作るためのマシンやクッキングトイなども登場しており、フローズンドリンクを作る手段が増えつつあります」と市場を分析。“ウチナカ回帰”にともなって、「おうちフローズン」が新たな夏の定番になると予想した。
実際に、トレンド総研が20〜30代の男女500名に、消費増税後の意識および「おうちフローズン」への興味について調査をおこなったところ、「光熱費やレジャー費をおさえるために、今年の春夏は、体の中から涼しくなるメニューを積極的にとり入れたいと思いますか?」という質問では63%の人が「そう思うと回答。さらに、「自宅でフローズンドリンクを手作りしてみたいと思いますか?」という質問でも、69%の人が「そう思う」と回答している。
ちなみに、「今年の春夏、あなたが飲みたいと思うフローズンドリンクはどのようなタイプのものですか?」という質問に対しては、「コーヒー・エスプレッソ系」が40%で最も人気を集めており、定番フローズンが好まれることもわかった。
フローズンドリンクを作るというと、面倒な印象を持つ人も多いかもしれないが、実は自宅でも手軽に作ることができる。そこで、人気料理研究家の浜内千波さんに、簡単にできるレシピを教えてもらった。
まず、人気の高かった「コーヒーフローズン」。スプレードライコーヒー(今回は「ネスカフェ エクセラ」を使用)8g、氷240g、水160g、砂糖40g、を、ミキサーにかけるだけ。できあがったフローズンドリンクに、生クリームをかければ、さらに贅沢な気分を味わえる。
ミキサーがないという人は、スプレードライコーヒー4gと低脂肪牛乳1カップ、砂糖40gをプラスチック製の密閉容器などに入れて凍らせて、スプーンで削るだけでも十分、美味しいフローズンになるのでぜひ試してもらいたい。
同じように、抹茶飲料粉末パウダー2杯分(今回は「ネスレ ふわラテ 宇治抹茶2本」)、調整豆乳1カップ、氷200gをミキサーにかければ、「抹茶フローズン」が完成。
混ぜてミキサーにかけるという、子供でもできる簡単な手順で、できあがる「おうちフローズン」。この春夏のおうちでの定番ドリンクに加えてもらいたい。