東野圭吾原作の韓国映画『さまよう刃』日本公開決定 ビジュアル画像も解禁

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ミステリー小説の巨匠・東野圭吾の大ベストセラーであり最大の問題作『さまよう刃』が、実力派キャストを迎え、韓国クライム・サスペンスとして映画化。9月6日より角川シネマ新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて日本公開が決定し、ビジュアルが解禁となった。
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本作は、最愛の娘を未成年の少年たちに陵辱のうえに殺された父親が、激情に駆られ少年たちを追い詰めていく姿を、その父親への同情の念を持ちつつも、職業倫理を貫かねばならず、少年法の矛盾に疑問を持つ警察官を描いた戦慄の復讐劇。
「正義」とは何か? 遺族に「救済」はあるのか? 原作をより深く掘り下げ、社会の普遍的な矛盾点を浮き彫りにし、怒り、悲しみ、空しさのみならず、胸に重い何かを残す重厚な人間ドラマとして完成。今年4月に公開となった韓国では大ヒットを記録した。
本作を、一層見ごたえのある本格サスペンス映画に仕上げたのが、韓国を代表する演技派俳優の豪華共演だ。娘を殺され、悲しみと苦悩、怒りの果てに少年たちに復讐する父親に“千の顔を持つ男”チョン・ジェヨン。そして、加害者保護の「少年法」に疑問を感じ悩み葛藤する刑事を演技派俳優イ・ソンミンが熱演。
今回解禁となったビジュアルでは、男手ひとつで育てた娘を理不尽な暴力で奪われ、犯人の少年たちを激情のまま殺してしまう父親・スジン(チョン・ジェヨン)の茫然とした表情が印象的。横に添えられた「私の中の人間が、くずれていく―」というキャッチコピーから、本作の苛烈さと残酷さが伝わってくるようだ。
『さまよう刃』は9月6日から、角川シネマ新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にてロードショー。